このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

白雄の句碑



鐘の声行春よりも行秋ぞ

東吾妻町植栗の虚空蔵堂に 加舎白雄 の句碑があるというので、探してみた。


東吾妻町植栗の丘の上に虚空蔵堂はあった。

虚空蔵堂入口の橋に猪よけの柵が設けられていた。

虚空蔵堂


虚空蔵堂の左手に「夜光」の句碑がある。


青柳のすハり佛にけふきけり   夜光

天保十一庚子年九月十三日建

碑の裏に白雄の句が刻まれている。


鐘の声行春よりも行秋ぞ   白雄居士

『春秋稿』(第八編) 収録。

本来は白雄の句が表であろう。

右側面には「春秋菴門 信中乕杖庵舟山書」と刻まれている。

舟山は 宮本虎杖 の嗣子八朗元章。虎杖庵三世。

天保11年(1840年)2月3日、48歳で没。

夜光は本名茂木理右衛門。名主を勤めた。

虚空蔵堂は茂木家で管理している。

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