このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2019年の旅日記

比治山公園〜正岡子規の句碑〜
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広島市南区に比治山公園がある。

比治山公園の入口右側に 正岡子規の句碑 があった。


鶯の口のさきなり三萬戸

『寒山落木 巻四』 (明治二十八年 春)に収録の句。

「廣嶋比治山」と前書きがある。

 明治28年(1895)春、 子規 が日清戦争の従軍記者として出港を待っていた時に詠まれた句。

4月7日、子規は近衛師団司令部と共に海城丸に乗り、宇品を発す。

ひろしま文芸の碑


古くから
比治山をはぐくみ
見まもってきました

私たちは
広島とひろしまの文芸の発展を
願ってここに碑を建てました

この中には
ヒロシマの世紀にゆかりのある
作品を納め永く保存します

年ごとに
その活動が大きな輪となり栄えて
いくことを祈ります

   昭和五十五年五月五日

ひろしま文芸の会

裏に大木惇夫(あつお)の詩が刻まれている。


日の暮れて夜明けまで
美はしや ヒロシマは
灯しびの海なるか
はた星の遊ぶ地か

大木惇夫は「国境の町」の作詞者だった。

橇の鈴さえ 寂しく響く
雪の曠野よ 町の灯よ
一つ山越しゃ 他国の星が
凍りつくよな 国境(くにざかい)

知らなかった。



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