このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
風連湖
〜春国岱〜
弟子屈
から国道44号で納沙布岬に向かう。
途中、道の駅「スワン44ねむろ」があったので、立ち寄る。
風連湖
春国岱
(しゅんくにたい)
原生野鳥公園
概要
春国岱は、根室湾と風連湖をしきる砂州で、湿原、干潟、林などのさまざまな環境があり、これまでに250種類を超える野鳥が観察されています。また洲上に自生するアカエゾマツの純林は世界で2例しか知られていないたいへん貴重なものです。
春国岱駐車場に行く。
春国岱
砂州の切れ目である。
春国岱は島なのである。
明治40年(1907年)3月13日、
河東碧梧桐
は根室で風連湖のことを書いている。
根室から五里余網走街道の左側に、フーレン湖という海つづきの湖水がある。秋の眺望を第一とするそうなが、この雪解の頃は甚しく危険なことがある。その湖水の海に境する入口は長さが五百間もあって、容易く橋を掛けることが出来ぬ。平生は舟で渡すのであるが、冬は氷の上を歩むのである。氷が解ける頃は、船を出すことも出来ず、渡るにも一歩誤れば底知れぬ水に陥る。そのため氷解の前後の旅人は何れも五六尺の棒を持って渡る。棒の先で氷をたたいて厚い薄いをためすのではない、足を誤って落ち込んだ時に、棒を腋の下へかい込んで、命を助かるための棒である。しかしそれが北海道の国道筋に当っておる処であると聞いては覚えず冷たい汗が流れる。この頃になってその渡しに鉄鎖を渡した。その鉄鎖を頼りにして渡ることが出来るのかと思うと、そうではない。何にも無い以前よりも、鉄鎖があると思う心持が、自然と人を落着ける位なものであるそうな。
『三千里』
納沙布岬
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