このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2010年
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子日庵一草の句碑
〜中央児童公園〜
北上市青柳町2丁目に中央児童公園がある。
中央児童公園に子日庵一草の句碑があった。
萩見つゝをればそなたに月出る
平成3年(1991年)、北上市教育委員会建立。
変わった形の句碑である。
碑のデザインは彫刻家の中本成紀氏によるものだそうだ。
子日庵一草
(ねのひあんいっそう 1732−1820)
一草は、黒沢尻または鬼柳の出身といわれ、本名や生い立ちは不詳。和賀の仏仙を師として秋田の
吉川五明
と交流した。その後、漂泊の俳人として全国を歩き、蕉風運動に尽くした。 寛政期に兵庫俳壇に彗星のように現われ、門弟の指導に当るなど大きな足跡を残し、いまでも神戸市では兵庫俳諧の恩人として敬慕されている。 その生涯は不明なところが多かったが、この碑の近くの開業医柴田善三郎の長年にわたる研究『漂泊の俳人一草』によってほぼ全貌が解明された。
正岡子規
が明治26年に湯田、黒沢尻を旅したあと書いた「はて知らずの記」の草案「波手志羅須記準備稿」に一草の4句を選句している。碑文は、「萩見つゝをれハそなたに月出る」で天理大学図書館の好意により同館所蔵の子規が書いた色紙を復刻したものである。
一草は別号也鳧
(やふ)
庵。
寛政元年(1789年)10月12日、潮来に
時雨塚
を建立。
文政2年(1818年)11月18日、88歳で没。
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