このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2007年

玉簾の瀧〜箱根湯本温泉「天成園」〜
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旧箱根街道 一里塚跡の碑 から細い道を下る。


須雲川を渡って、箱根湯本温泉「天成園」へ。


「天成園」に飛烟の瀧がある。

飛烟の瀧


飛烟の瀧の先に玉簾の瀧があった。

玉簾の瀧


 天成園とは天の成したる園(にわ)である。此の庭園にある滝は人の手で出来るものではない。瀧の名は玉簾の瀧という。

 まことに水晶の簾をかけたように、夏は水音そうそうとして涼しく、秋は紅葉に照りはえて美しく、春は鶯の声に和する琴の音となり、冬はまた青天に時雨を聞く趣がある。

玉簾の瀧に荻原井泉水 の句碑があった。


瀧は玉だれ天女しらぶる琴を聞く

いつ 荻原井泉水 が玉簾の瀧を訪れたのか、分からない。

 昭和9年(1934年)6月9日、 与謝野晶子 夫妻は 早雲寺 から玉簾の瀧を訪れている。

山荘へ玉簾の瀧流れ入り客房の灯をもてあそぶかな

 昭和14年(1939年)2月9日、 与謝野晶子 は箱根湯本温泉に遊び、玉簾の瀧を訪れている。

髪ならば涙に濡れて筋分れ癖のつきたる瀧のさまかな

きさらぎや掌(たなごころ)もて撫でぬべくらうたき水の玉簾の瀧

『白桜集』 (雪と春水)

玉簾の瀧天成園」 へ。

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