このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
今年の旅日記
琴平神社
〜句碑群〜
JR土讃線高知駅から伊野駅へ。
とさでん交通伊野線終点「いの駅」のすぐそばに琴平神社がある。
琴平神社の石段
琴平神社は讃岐の
金刀比羅宮
と同じ大物主神を祀り、漁業、航海など海上の安全を守る「海の神様」として信仰される。本殿は木造の流造りで各所に繊細な彫板が施され、拝殿はコンクリート造である。境内からは町全体が眺望でき、東側には伊野の俳壇同人と芭蕉の句を刻んだ県内最大の句碑群がある。
琴平神社拝殿
句碑群
嘉永5年(1852年)、伊野の俳人たちが、芭蕉翁を追慕して建立した「春の夜はさくらに明けて仕舞いけり」の芭蕉句碑と、この句碑建立を記念して、伊野の俳壇同人がそれぞれ自作の句を刻み建立したもので、当時はこれより多かったのではないかと思われる。
数の上では県下最大の句碑群である。藩政時代末期の伊野は、御用紙漉で栄え、経済は豊かで、文化水準も高く、俳句も盛んであったことを物語る貴重な資料である。
芭蕉の句碑
春の夜はさくらに明けて仕舞けり
出典は
『翁草』
(里圃編)。
何時どこで詠まれた句か、不明。
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