このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
今年の旅日記
下紐の石
〜坂上田村麻呂〜
福島県国見町のJR東北本線貝田駅下車。
国道4号(奥州街道)を行き、県境を過ぎると右側に「下紐の石」があった。
平安朝時代、和歌の題材になる名所を歌枕と称したが、みちのくにも数多くあって都の人々に親しまれていた。
白石市越河の県境は古く
坂上田村麻呂
が関所を置いて以来、下紐の関として歌枕に挙げられ有名になった。
この下紐の石は用明天皇の皇妃玉世姫がこの石の上でお産の紐を解かれたという伝説が、乳神様と共に伝わっている。
藩政時代には路傍にあって「石大仏」と呼ばれていた。
立ちかへり又やへだてんこよいさへ
心もとけぬ下紐の関 左大将公名
現とも夢とも見えぬ程ばかり
かよはばゆるせ下紐の関 大中臣能宜朝臣
東北自動車道
JR東北本線貝田駅
桑折町
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