このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
大塚原公園
〜長塚節の歌碑〜
宮崎空港から
人吉温泉
に向かう。
途中、国道268号沿いに道の駅「ゆ〜ぱるのじり」があったので立ち寄る。
「道の駅ゆ〜ぱるのじり」に隣接して大塚原公園がある。
大塚原公園に長塚節の歌碑があった。
霧島は
馬の蹄にたててゆく
埃のなかに
遠ぞきにけりBR>
平成17年(2005年)2月11日、建立。
「十八日 日向の小林より乗合馬車に身をすぼめてまだ夜のほどに宮崎へ志す
霧島に馬の蹄にたててゆく埃のなかに遠ぞきにけり」
『長塚節集』(角川書店)
野尻町にゆかりのある長塚節の歌碑です。
長塚節
は茨城県の人です。
正岡子規
に師事しました。節が野尻を通ったのは大正3年(1914年)8月18日のことです。野尻の松並木越しに霧島山を望み、歌を詠みました。
節は憧れの地
青島
で砂にくるまって病身をいたわりたかったようです。旅の好きな節でしたが、しかし日向路を訪れてから翌年の2月8日、九大付属病院で亡くなりました。37歳の短命でしたが、多くの優れた歌を後世に残し、人々に深い感銘を与えました。
ここ霧島山の見える大塚原の地に歌碑を建立して長塚節の業績を顕彰します。
あいにくの雨模様で霧島山はよく見えなかった。
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