このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2010年

木曽郷土館〜碑巡り〜
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木曽町に木曽郷土館がある。


木曽郷土館に『夜明け前』の文学碑があった。


夜明け前 (第一篇)

島崎藤村

序の章

 一

木曽路はすべて山の中である。あるところは岨(そば)づたひに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いてゐる。

島崎藤村 自筆の原稿である。

昭和33年(1958年)、建立。

突然、雨が降り出した。

木曽郷土館の裏で小さな芭蕉の句碑が雨に濡れていた。


さざれ蟹あし這のぼる清水哉

出典は 『続虚栗』

『蕉翁句集』 (土芳編)に「貞享四卯ノとし」とある。

建立者は不明。

中畑入屋渡の清水の湧出する傍にあったものだそうだ。

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