このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2005年
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千曲川万葉公園
〜碑巡り〜
「
萬葉の宿
佐久屋」
から万葉橋に向かい、千曲川沿いの千曲川万葉公園に行く。
「万葉公園」と言うくらいだから、
『万葉集』の歌碑
が幾つもある。
その中に山上憶良(660−733頃)「子等を思ふ歌」の歌碑もあった。
瓜食
(は)
めば子ども思ほゆ
栗食
(は)
めばまして偲
(しぬ)
はゆ
いづくより来たりしものぞ
目
(ま)
なかひにもとなかかりて
安寝
(やすい)
しなさぬ
反歌
銀
(しろがね)
も金
(くがね)
も玉も何せむに
優れる宝子にしかめやも
『万葉集』(第5巻)
左が反歌である。
「子等を思ふ歌」は
「千秋文庫」
入口の壁にも刻まれている。
千曲川万葉公園にあるのは『万葉集』の歌碑だけではない。
紀貫之の歌碑があった。
月影はあかず見るとも更科の山の麓になが居すな君
『拾遺和歌集』
小野小町の歌碑もあった。
あやしくも慰めがたき心かな姨捨山の月もみなくに
『続古今和歌集』
『続古今和歌集』は「二十一代集」の11番目。「二十一代集」は「八代集」と「十三代集」とを合わせた歌集の総称。
加舎白雄の句碑
があった。
なかんづく鮎の尾あかし千曲川
『白雄句集』
高浜虚子の句碑
もある。
春雨やすこし燃えたる手提灯
出典は『高浜虚子全集』。字は読めないが、高浜虚子の自筆だそうだ。
大正3年(1914年)3月の句。
春雨やすこしもえたる手提灯
大正三年三月 第三日曜。発行所例会。
『五百句』
戸倉上山田温泉「笹屋ホテル」
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