このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2011年

正願寺〜曽良の菩提寺〜
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諏訪市岡村に正願寺という寺がある。


正願寺参道


曽良 の菩提寺である。

正願寺山門


永禄5年(1562年)、中興開山。

桑原山不断院正願寺


浄土宗 の寺である。

本堂の左手に曽良の像があった。


2009年5月、曽良の三百回忌を記念して建立。

河合曽良翁

 曽良は慶安2年(1649年)諏訪下桑原高野七兵衛を父として出生。俳聖松尾芭蕉の門人。

 元禄2年(1689年)3月、江戸深川から東北北陸を巡り、岐阜大垣までの約5ヶ月間、全行程600里の旅を師芭蕉に伴って踏破、この旅に基づいて書かれたのが『奥の細道』であり、芭蕉文学大成の一端を担う。

 晩年は幕府巡見使として、九州壱岐勝本に渡るが、その地にて病に倒れ、宝永7年(1710年)5月22日、客死。寿算62歳。

〜奥の細道 松島にて〜

  松島や鶴に身を借れほととぎす   曽良

〜時世の句〜

 春にわれ乞食やめても筑紫かな  曽良

曽良の像の右手に曽良の句碑があった。


ゑりわ里て古き住家の月見かな

『続雪まろげ』 収録の句。

大正14年(1925年)11月12日、建立。

曽良の墓があった。


春に我乞食やめても筑紫哉

元文5年(1740年)、河西周徳建立。

周徳は曽良の姉の子を娶る。

宝暦3年(1753年)、59歳で没。

正願寺に墓がある。

正願寺には新田次郎の墓もあるそうだ。

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