このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
石上神宮
〜僧正遍昭の歌碑〜
天理市布留町に
石上神宮
(HP)がある。
日本最古の神社の一つで、武門の棟梁たる物部氏の総氏神。
主祭神は布都御魂大神
(ふつのみたまのおおかみ)
。
延喜式内社
である。
「延喜式神名帳」の山辺郡十三座に「石上坐布留御魂神社」とある。
石上神宮楼門
文保2年(1318年)、建立。
重要文化財である。
摂社出雲建雄
(いずもたけお)
神社拝殿
延喜式内社
である。
元来は内山
永久寺
の鎮守住吉社の拝殿。
大正3年(1914年)、現在地に移築された。
国宝である。
石上神宮の南、山の辺の道沿いに僧正遍昭の歌碑があった。
さとはあれて人はふりにしやどなれや庭もまがきも秋ののらなる
出典は『古今和歌集』(巻第四、秋歌上)。
僧正遍昭は小倉百人一首の和歌で知られている。
天つ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ
昭和45年(1970年)9月15日、
水原秋桜子
は石上神宮を訪れている。
奈良ホテルの新館を予約しておいてもらったのだが、まだ讃佛会のはじまるまでに時間があるので、石上神宮へ行く。今日は例祭の日だときいていたが、着いてみるとそれは午前中に済んだそうで、静かなものである。しばし境内を逍遥しているうちに、時刻が近づいたので
唐招提寺
へ行く。空がまた少し曇ってきて、良夜という好条件にはならぬらしい。
「日記抄」
石上神宮 二句
法師蝉澄むや祭の布留の宮
栗鼠あそぶ今日を祭の布留の宮
『緑雲』
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