このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2011年
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蓮昌寺
〜芭蕉の句碑〜
岡山市田町に蓮昌寺という寺がある。
佛住山蓮昌寺
日蓮宗
の寺である。
岡山大空襲による被災建築物説明板
蓮昌寺は、室町時代初期の創建と伝えられ、江戸時代初期の城下町整備に伴ってこの地に建築され、戦災前は本堂(桃山様)・三重塔(室町様)が国宝に指定されていました。
昭和20年(1945年)6月29日未明の岡山大空襲の際、田町付近は特に激しい被害を受け、寺の建物はすべて焼け、当時の住職も亡くなりました。わずかに残った法華塔、頌徳碑、灯籠、句碑にも焼夷弾で焼けた跡や折れたり、欠けたりした傷跡が見られます。
岡山市
本堂の左手に芭蕉の句碑があった。
梅か香にのつと日の出る山路哉
『炭俵』
冒頭、
志太野坡
と両吟歌仙の発句である。
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳の句。
二世藏六庵竹紫建立。
二世藏六庵竹紫は本名佐々木元吉。大正10年、没。
戦災で折れてしまったようだ。
碑の裏にも句が刻まれている。
海山にへたてはあれと梅に月 玄石
庭の築山にも芭蕉の句碑があった。
古池や蛙飛こむ水の音
出典は『蛙合』(仙化編)。
貞亨3年(1686年)春、
深川芭蕉庵
で詠まれた句。
芭蕉43歳の時である。
明治26年(1893年)10月、芭蕉の二百回忌に建立。
池に水はなかった。
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