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ああ、大和にしあらましかば、 | ||||||
今神無月、 | ||||||
うは葉散り透く神無備の森の小路を、 | ||||||
あかつき露に髪ぬれて、往きこそかよへ、 | ||||||
斑鳩へ。平群のおほ野高草の | ||||||
黄金の海とゆらゆる日、 | ||||||
塵居の窓のうは白み日ざしの淡に、 | ||||||
いにし代の珍の御経の黄金文字、 | ||||||
百済緒琴に、斎ひ瓮に、彩画の壁に | ||||||
見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、 | ||||||
常花かざす芸の宮、斎殿深に、 | ||||||
焚きくゆる香ぞ、さながらの八塩折 | ||||||
美酒の甕のまよはしに、 | ||||||
さこそは酔はめ。 |
三尺の山はあらしの
、とすさばれ | |
し茶店に、大津の連衆とあそびて | |
初雪にあふみの茶店や銀世界 | 朱拙 |
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