| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください | 
| ああ、大和にしあらましかば、 | ||||||
| 今神無月、 | ||||||
| うは葉散り透く神無備の森の小路を、 | ||||||
| あかつき露に髪ぬれて、往きこそかよへ、 | ||||||
| 斑鳩へ。平群のおほ野高草の | ||||||
| 黄金の海とゆらゆる日、 | ||||||
| 塵居の窓のうは白み日ざしの淡に、 | ||||||
| いにし代の珍の御経の黄金文字、 | ||||||
| 百済緒琴に、斎ひ瓮に、彩画の壁に | ||||||
| 見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、 | ||||||
| 常花かざす芸の宮、斎殿深に、 | ||||||
| 焚きくゆる香ぞ、さながらの八塩折 | ||||||
| 美酒の甕のまよはしに、 | ||||||
| さこそは酔はめ。 | 
|     三尺の山はあらしの
、とすさばれ | |
|     し茶店に、大津の連衆とあそびて | |
| 初雪にあふみの茶店や銀世界 |    朱拙 | 
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