このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
昔の温泉
土湯温泉「不動湯温泉」
東北自動車道二本松ICの出口を左折し、「塩沢温泉」方面の標識を見てさらに左折する。
塩沢温泉で国道459号に入り、道の駅「土湯ロードパーク」に行く。
道の駅「土湯ロードパークつちゆ」から国道115号で土湯温泉に向かう。
途中にびっき沼がある。
春
には2万株の水芭蕉の花が咲くというが、夏は訪れる人もいない。
国道115号沿いに山百合が咲いていた。
土湯温泉観光協会(HP)
で「不動湯温泉」までの行き方を聞く。
車で行けるのかどうか心配だったが、心配することなどないような口振りだった。
対向車が来たらどうしようと思うような悪路を行く。
大きなトラックがやって来た。それでも何とかなるものだ。
土湯温泉には日本秘湯を守る会会員「奥つちゆ・元湯秘湯川上温泉」があるが、「不動湯温泉」は「秘湯川上温泉」よりも「秘湯」。
湯治場として名高く、1933年の宿帳に
高村光太郎
と千恵子夫妻も訪れたことが記載されているそうだ。
高村光太郎と千恵子は9月1日から4日間滞在した。
青根から土湯にまゐりました。土湯で一番静かな涼しい家にいます。
部屋に食事を運ぶと、光太郎はいつも何かで木を彫っていて、その木くずが卓袱台の辺りにちらかっていたという。
日帰り入浴は500円。
廊下を真っ直ぐ行くと、婦人風呂があるようだ。
細い階段を下りていくと、小さな浴室があった。
「常盤の湯」
混浴の内風呂らしい。
泉質は単純炭酸鉄泉。
さらに階段を下りていくと、「羽衣の湯」がある。
泉質は単純泉。
お湯が澄んいて、湯船の底に白い湯の花が溜まっているのが見える。
桧風呂で、浴槽は2つに仕切られている。
手前の小さな浴槽は温め、奥の広い浴槽は熱め。
「羽衣の湯」隣に小さな婦人風呂がある。
一人しか入れない。
隣に婦人風呂はあるが、老夫婦が入ってきたから「羽衣の湯」も混浴なのだろう。
老夫婦は下の露天風呂から来たようだ。
サンダルに履き替え、また外の階段を降りて、露天風呂に行く。
川に面した露天風呂
露天風呂は1つしかないので、混浴。
泉質は硫黄泉(含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉)。
源泉の温度は58℃だが、お湯は温め。
先ほどの老夫婦以外に入浴客はいないようだ。
階段を上がって、廊下の先の婦人風呂を覗いてみる。
混浴の内風呂が2つ。婦人風呂が2つ。さらに混浴の露天風呂が1つ。
単純炭酸鉄泉、単純泉、硫黄泉と、3つの泉質の異なる温泉に入れる。
帰りがけに「今度はお泊まりでゆっくりどうぞ。」と言われた。
「お泊まり」はどうも。
信夫文知摺観音
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