このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昔の温泉

白根温泉「加羅倉館」

朝から曇っていたが、薄日が差してきた。

 冬季閉鎖中だった金精道路が4月25日開通したというので、出掛けることにした。

 ゴールデンウィークの最終日。上りの高速道路は渋滞のピークだというが、そんなことはないはずだ。

東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路に入る。


清滝ICで国道120号に入り、いろは坂を上る。


  日光湯元温泉「休暇村日光湯元」 に行った時、明智平ロープウェイは定期点検で運休だったので、今日はロープウェイで展望台(標高1,370m)まで上がる。

華厳の滝が絵葉書のように見えた。


華厳の滝は 袋田の滝那智の滝 とともに日本三大瀑布のひとつ。

もちろん 「日本の滝100選」 のひとつである。

4月初旬は八汐躑躅がきれいだったのだろう。

八汐躑躅が咲き残っていた。


 いつものように戦場ヶ原の三本松(標高1,394米)で男体山(標高2,484m)の写真を撮る。





いよいよ金精道路へ。

金精トンネルの手前の登山道は、まだ雪に埋もれていた。


金精トンネルを抜けると、群馬県。

金精道路を下ると、丸沼高原スキー場がある。

まだ滑っている人がいた。

金精道路をさらに下る。

この辺りの国道120号を「とうもろこし街道」というようだ。


白根温泉がある。

 これまで白根温泉は何度も通りがかったが、お風呂に入ってみようと思う時に通りがかることはなかった。

「加羅倉館」は白根温泉の一軒宿。


入浴料は410円。川を隔てた宿泊棟にお金を払いに行く。

 「お食事」もできるはずだが、「今日は、うどんかソバしか用意できない。」と言う。あまり商売熱心でないのがいい。

お風呂は半地下。


ゴールデンウィークの最終日でも、入浴客は誰もいない。

浴槽は銭湯のようだが、湯量は豊富。

お湯が滝のように流れ落ち、そのまま掛け流し。

無色透明の単純温泉。泉温は62℃。

大正11年(1922年)10月26日、 若山牧水 は白根温泉に泊まった。

 落葉木の影を踏んで、幸い迷うことなく白根温泉のとりつきの一軒家になっている宿屋まで辿り着くことが出来た。此処もまた極めて原始的な湯であった。湧き溢れた湯槽には壁の破れから射す月の光が落ちていた。


白根温泉は一軒宿だから、「加羅倉館」に泊まったはずだ。

 1989年、白根温泉にドライブインに併設して日帰り温泉施設 「薬師の湯」 がオープンした。

ここは車が数台停まっていた。

国道120号線を行くと、老神温泉がある。

さらに椎坂(しいさか)峠を越え、関越自動車道沼田ICに向かう。

途中に道の駅「白沢」がある。


ここでお蕎麦を食べる。天麩羅付きで生ビールを飲む。

特産物直売所「座・白沢」で母の日の苺を買う。

道の駅「白沢」には白沢高原温泉「望郷の湯」がある。


ここは混んでいるようだった。

関越自動車道も渋滞はなかった。

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