このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
昔の温泉
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群 馬
霧積温泉「きりづみ館」
関越自動車道藤岡JCから上信越自動車道に入る。松井田妙義ICから県道51号松井田下仁田線で国道18号へ。
JR信越本線横川駅がある。長野新幹線開業にともない、1997年9月30日に碓氷線(横川−軽井沢間)は廃止となった。だから信州にも越後にも行けない。それでも「信越本線」なのだろうか。
横川駅の側に「碓氷峠鉄道文化むら」がある。けっこう賑わっていた。入園料(当日券)500円 ということなので、パス。
すぐ近くに
「碓氷関所址」
があった。
こちらは管理人もいない。もちろん観光客もいない。「碓氷峠鉄道文化むら」もいいが、ささやかな遺跡も残して欲しい。
碓氷バイパスに向かわず、国道18号の旧道を行く。
坂本宿
がある。その先を県道33号渋川松井田線に入る。霧積川に沿って、霧積温泉へ。とんでもない山道に入る。あちこちで工事をしている。対向車があったら、大変だ。
サルがいた。野生のサルを見るのは初めてだ。写真を撮ってみたかったが、窓を開けて襲われたら困る。碓氷峠の向こうは軽井沢。最近、軽井沢でサルが悪さをして困っているという。
霧積温泉「きりづみ館(HP)」
水車の水が氷っていた。標高1,080m。
「きりづみ館」から20分ほど歩くと「金湯館」がある。日帰りだから、そこまで行けない。「金湯館」が、角川映画『人間の証明』の舞台だった。『人間の証明』の原作は忘れていたが、森村誠一だった。「
母さん僕のあの帽子どうしたんでしょうね?
」という言葉は覚えているが、
西条八十
の詩だった。
日帰り入浴は600円。「昼間のみ」ということだが、とても夜行ける所ではない。
「きりづみ館」のお風呂は、六角という古い地名に基づき、建物も浴槽も六角形。
与謝野晶子
の「
はつあきの霧積山の石亭六方の窓霧にふさがる
」という短歌がある。車でも大変な道を与謝野晶子は歩いて来たわけだ。
石鹸が無い! シャンプーが無いのは珍しくないが、石鹸が無いことは、あまりない。たまたま1つ見付けて使ったら、他の人の物だったようだ。
泉質は硫酸カルシウム塩泉だそうだ。
硫酸カルシウムとは石膏のこと。旧泉質名で言うと石膏泉。
帰りに碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」を見る。
「峠の釜めし本舗おぎのや(荻野屋)」で釜めしを食べる。碓氷線(横川−軽井沢間)が廃止になっても、「おぎのや」の賑わいは変わらない。
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