このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

水上温泉「水上館」

今日は 水上温泉「水上館」 (HP)に泊まる。


400年の昔一人の旅僧あり、利根の川原に湯煙の立ち昇るのを見つけ、石を堀り起こしてその石の一つ一つに経文を印して積み重ね、土を盛り、3年近い歳月を費して苦心の末、温泉の引揚に成功した。当時、村の名主として旅僧に宿を貸していたのが当家の先祖であったが、8月のある朝、雨戸を引き開けると軒下に一足のわらじが朝霧に濡れかかっており、爾来旅僧の消息は絶えて聞くことが出来なかった。先祖その徳を慕いわらじを以て湯元の印として子孫に伝えている——と当家の伝承に見えます。

水上館々主

「水上館」は16種の湯巡りの宿。

早めに着いて、夕食前に「水晶風呂」へ。


源泉名は水上温泉 旧湯。

 泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物温泉(旧泉質名 石膏泉)。泉温は46.2℃。pH7.6。

奥利根ひばの風呂


樽型露天風呂


連休前で、空いていた。

貸切風呂「桶の風呂」が空いていた。


貸切風呂「岩風呂」、有料貸切風呂「白蓮の湯」もある。

夕食後「牧水の湯」へ。

檜風呂と露天風呂の別れ道に 若山牧水の歌碑 があった。


山かげに流れすみたるみなかみの静けきさまをおもひこそやれ

歌集未収録の歌である。

 大正7年(1918年)11月13日、 若山牧水 は水上温泉 「藤屋」 投宿。

 大正13年(1924年)7月、単行本『みなかみ紀行』(書房マウンテン)発行。

最後に、本書の表紙の一は、書房マウンテン発行の単行本『みなかみ紀行』の表紙をそのまま使用したもの。もちろん牧水の自筆で「山かげに流れすみたるみなかみの静けきさまをおもひこそやれ」という歌は、その表紙用にわざわざ作って揮毫したものであった。

「牧水の湯」檜風呂


「牧水の湯」露天風呂


8つの浴槽がある「奥利根八湯」もある。

14種の湯巡りをした。

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