このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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昔の温泉

山中温泉「かがり吉祥亭」
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こおろぎ橋 からゆげ街道に出ると、山中温泉 「かがり吉祥亭」 (HP)があった。


山中温泉は1300年の歴史ある温泉。

元禄2年(1689年)7月27日、芭蕉は山中温泉を訪れ、お風呂に入っている。

   温泉に浴す。其功有明に次と云。

山中や菊はたおらぬ湯の匂

『奥の細道』

「有明」は有馬温泉のこと。

 元禄10年(1697年)、 広瀬惟然 は山中温泉で入湯している。

   加賀山中入湯

こゝもはや馴て幾日ぞ蚤虱


 元禄14年(1701年)、各務支考は山中温泉を訪れている。

此温泉 を紫雲湯ともいひ、白鷺湯ともいへるよし。むかし長のなにかし此所に鷹狩し給へるに、しら鷺の見ひたしてその疵いえたりといふ事、舊記に侍れはいふなるへし。一とせ吾翁の 菊は手おらす といへりけるか、菖蒲のめてたき一ふしも、いかて其比のよはゐにはおとり侍らむ。

   鷺や來むあやめふきたる湯の茂り


 明和8年(1771年)、 加舎白雄 は山中温泉で入湯。

山中入湯舎

 湯あみせん臑は夏野の蚋になやみし

「北越紀行」

私も山中温泉のお風呂に入ることにする。

2005年、「ホテル山中さくら」休業。

2007年9月、「かがり吉祥亭」リニューアルオープン。

「かがり吉祥亭」の日帰り入浴は1,000円。

季節がら、内風呂の写真は撮れなかった。

「百間の湯」露天風呂


源泉名は不明。

泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。

泉温も分からない。

加水、加温、循環濾過していて、掛け流しではなかった。

「芭蕉逗留泉屋の趾」 へ。

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