このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記

安国寺〜種田山頭火〜
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国東市国東町安国寺に 安国寺 (HP)という寺がある。

 安国寺は足利尊氏公を開基とし国家安穏衆生利益と元寇の役以来の戦死者追善供養を願い全国68ヶ所に一国一寺建立された寺である。

 当山は絶海中津国師を開山に勧請し、応永元年(1394年)創建された 臨済宗妙心寺派 に属する禅刹である。

 「ほとけの里」国東の地に豊後の国の安国寺として創建された当山は68番目に建立され、全国の安国寺建立史上に最終的意義をもつ寺として重要視されている。

 天明4年(1784年)に建立された萱葺きの山門や国の重要文化財に指定された足利尊氏公坐像をはじめ多くの文化財を有する禅宗寺院である。

山門


天明4年(1784年)、建立。

山門の前に 種田山頭火の句碑 があった。


日暮れて耕す人の影濃し

碑陰

種田山頭火 は昭和4年11月28日この寺に
投宿し私の母の耕す姿を作句したものの如し

昭和54年(1979年)5月、三十一世宗玄建立。

山門の左にも山頭火の句碑があった。


春風の鉢の子一つ

昭和8年(1933年)の句。

『行乞記 室積行乞』の冒頭にある。

□春風の鉢の子一つ
□秋風の鉄鉢を持つ

雲の如く行き
水の如く歩み
風の如く去る
          一切空

平成4年(1992年)、安国三十一世宗玄建立。

太陽山安國禅寺


足利尊氏公坐像


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