このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新年の旅日記

有田陶磁美術館〜高浜虚子の句碑〜
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有田町大樽に有田陶磁美術館がある。

ドンバイ塀のある裏通り


有田陶磁美術館の壁面に蒲原有明の陶板詩碑があった。


奈良茶椀堆(うづたか)く、
鉢、小壺、犇(ひし)めけるそが中に
花瓶(はながめ)は驕(おご)り艶(つや)めき
酒坏(さかづき)ハつつましく笑み、
おのがじし適(かな)へる姿、
白玉(はくぎょく)の磁器の膚(はだへ)
染み匂ひ、物をやおもふ、——
(に)の色の歓楽の夢、
哀愁の呉須(ごす)の唐草。
(しづ)もれるその生命(いのち)をば
(め)でつつも、われや感(かま)けし、
いつしかに、胸にも迫る
寂しさの拂ひがたなき。

「有田皿山にて」より

 有田陶磁美術館にあった 高浜虚子の句碑 は有田町黒川甲の「歴史と文化の森公園」に移転した。


蚊の居らぬ有田と聞けば旅楽し

昭和46年(1971年)文化の日、有田ほとゝぎす会建立。

右の句は昭和30年夏長崎にご来遊なされた時麦秋の大村湾沿ひの帰途有田の招聘により窯元の山荘にご宿泊された折り詠まれた1句であります。

句碑は昭和46年文化の日に際し商工会議所の庭に建立されましたが、平成10年3月に炎の博々覧会場跡歴史と文化の森公園のすばらしい場所に移転建立され、四季の花に囲まれて人々に親しまれております。



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