このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2009年
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五大尊
〜古帳庵の句碑〜
津久根の
薬師堂
から県道61号越生長沢線を戻り、越生町黒岩へ。
黒岩に五大尊がある。
五大尊の枝垂れ桜
五大尊とつつじ園
五大尊は正しくは長徳寺といい、つつじ園は境内に設けられている。ここの五大尊は、広島県
厳島
、神奈川県蓑毛と共に日本の三霊地に数えられている。五大尊明王とは中央に不動明王を置き、東西南北に降三世、大威徳、軍茶利、金剛夜叉の五体の明王を配したものである。
つつじ園は享保年間(1716〜1736)に寺に仕えていた僧の植えたものと伝えられ、多くの種類が植えられたことから、「五色つつじ」と言われている。
また、つつじ園の中には古帳庵鈴木金兵衛の板東、西国、秩父、四国の巡拝碑が建てられている。この巡拝碑はも当時の江戸の豪商達の寄進により建立されたものである。鈴木金兵衛は、越生町黒岩の生れで、江戸日本橋小網町で俳諧の宗匠となり、51歳で発願して全国の霊場を巡っている。
埼 玉 県
つつじにはまだ早い。
つつじ園の中で
古帳庵
の句碑を探してみる。
石段を登ると、右手に古帳庵の句碑があった。
尊とさや動かぬ山の木芽立
古帳庵
玉虫や小袖箪笥のはるの風
古帳女
天保11年(1840年)正月、建立。
さらに石段を登ると、やはり右手に古帳庵の句碑があった。
のしめ着たみやまの色やはつ霞
古帳庵
折もよし衣更しつ象頭山
天保15年正月、建立。
碑の裏にも句が刻まれているようだ。
天の川くるりくるりと流れけり
古帳女
あたまからかぶる利益や寒の水
古帳庵
黒岩五大尊
つつじ園の中にはあと2基の古帳庵句碑があったようだが、数多くの巡拝碑に埋もれてよく分からなかった。
また
探しに来てみよう。
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