このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2008年

妙行寺〜鈴木荘丹〜

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さいたま市中央区に妙行寺という寺がある。


東永山妙行寺


日蓮宗 の寺である。

山門を入ると、 鈴木荘丹 の句碑があった。


蓬莱や心に花のよし埜榧

 文化11年(1814年)11月15日、荘丹は川田谷村(現桶川市)から与野(現さいたま市)に帰る途中で平方(現上尾市)に到着、平方の門人呑江宅で越年する。翌年の2月24日、眠りについてそのままなくなった。

呑江の句

勿躰に臍と臍との相撲哉

『与野八景』

妙行寺に鈴木荘丹の墓があった。

史跡鈴木荘丹の墓

 鈴木荘丹は、享保17年(1732年)江戸の商家に生まれました。儒学、医学、俳諧等を学び、医師として活躍しました。松尾芭蕉の業績を慕い、壮年、与野に移り住み近郷をめぐって俳諧の向上に勤めました。荘丹が与野に永住を決めたのは、よき理解者大木馬明と西沢曠野がいたこと。そして与野町が経済的に豊かだったためです。

 荘丹は、与野の美しい自然をこよなく愛し、草庵をめぐる四季を「与野八景」としてまとめました。「秋の空心うごかす風も無し」と墓石に刻まれた句は、心静かな晩年の境地を詠んだものです。幾多の著書とよき仲間に囲まれ、文化12年(1815年)84歳で没し、妙行寺に葬られました。

さいたま市教育委員会

墓石に刻まれた句


秋の空心うごかす風も無し

荘丹の門人に菜窓菜英がいる。

文化6年(1809年)3月、菜英は浅草寺に 三匠句碑 を建立した。

妙行寺金比羅堂境内に「与野の大カヤ」がある。


推定樹齢は約1,000年。

国指定天然記念物である。

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