このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

種田山頭火の句碑

もめやうたへや湯けむり湯けむり

indexにもどる

 万座温泉 「万座プリンスホテル」 の帰りに「草津運動茶屋公園道の駅」に立ち寄る。


種田山頭火 (1882−1940)の句碑があった。


もめやうたへや湯けむり湯けむり

山頭火の句碑は珍しい。

昭和11年(1936年)
5月21日、 山頭火 は吾妻駅から電車で到着。

5月24日、草津温泉「富山館」で詠んだ句。

昭和37年(1962年)まで草軽電気鉄道があった。

   五月二十四日 雨。

 昨夜の風雨は高原らしい風雨であった。雷鳴急雨、それは私の荒みつつある身心を鞭った。

 今日も詮方なしに滞在する、私のようなものでも、それは時間と旅費との浪費に過ぎなかった。

 よく降る、よく寝る、よく食べる、よく飲める、よく考える。……

   (草津雑詠)

もめやうたへや湯けむり湯けむり

ふいてあふれて湯烟の青さ澄む

揉湯──時間湯。


翌25日、山頭火は万座温泉 「日進館」 に泊まる。

種田山頭火の句碑 に戻る。