このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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種田山頭火の句碑

ありがたや熱い湯のあふるるにまかせ

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 JR吉都線京町温泉駅から国道447号を行くと川内川の手前に「京町温泉広場」がある。

「京町温泉広場」に山頭火の句碑があった。


ありがたや熱い湯のあふるるにまかせ

平成4年(1992年)9月17日、えびの市建立。

自由律俳人種田山頭火は、行乞記によると、昭和5年9月17日、人吉から肥薩線にて吉松駅に着き、さらに行乞しながら京町温泉まで辿り着いて1泊した。

「ここには熱い温泉がある。ゆっくり浸ってから、焼酎造元の店頭に腰かけて一杯を味う。」と記している。そして、他に次の句を詠んだ。

   山の水はあふれあふれて
  ・投げ出した足へ蜻蛉とまらうとする
   はてもない旅の汗くさいこと
    このいただきにきて萩の花ざかり

翌18日も市内えびの飯野駅前の旅館で宿をとり、次の句を残した。

  ・濡れてすゞしくはだしで歩く
  ・けふも旅のどこやらで虫がなく

の句を残した。

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