このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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上野東照宮〜唐門〜

日光と言えば 日光東照宮 だが、上野公園には上野東照宮がある。


上野東照宮


上野東照宮(国指定重要文化財)

台東区上野公園9番

 藤堂高虎は上野山内の屋敷の中に 徳川家康 を追慕し、家康を祭神とする宮祠を造った。これが上野東照宮の創建といわれている。あるいは寛永4年(1627年)、宮祠を造営したのが創建ともいう。正保3年(1646年)、朝廷は家康に「東照宮」の宮号を贈り、それ以後家康を祭る御宮を東照宮と呼ぶようになったのである。

 現在の社殿は慶安4年(1650年)に3代将軍家光が大規模に造り替えたもの。その後数回修理を加え、現在に至る。社殿の構造は、手前から拝殿・幣殿(石の間ともいう)・本殿からなり、その様式を権現造りという。社殿は東京都内でも代表的な江戸時代初期の権現造り。華麗荘厳を極め、金色堂とも呼ぶ。

 本殿・拝殿・幣殿は、唐門・透塀とともに構造・様式がすぐれ、貴重であるので、国の重要文化財に指定されている。参道入口の明神大鳥居、唐門前に並ぶ銅燈籠50基も国指定の重要文化財である。

台東区教育委員会

西日が差す参道


   上野東照宮

淋し毛虫はひ行く石疊

『寒山落木 巻二』(明治二十六年 秋)

夕日を浴びる唐門


唐門


花ちるや権現様の[御膝]元

『七番日記』(文化7年3月)

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