このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

栃木県足尾町〜日光市

足尾町銅親水公園から日光市中禅寺湖間、林道 1stステージ

 

日光の中禅寺湖と言えば名だたるメジャーな名所かと思います。関東人で無くとも中禅寺湖の名前ぐらいは聞いた事があると思いますが、そこに至る主な道路は二つ。一つは有名ないろは坂。もう一つは関東人以外ではあまり知られていないかも知れませんが、金精峠と言うのがあります。いろは坂、金精峠とも国道120号と言う 名前を冠し、主要幹線道として奥日光の交通を支えているのですが今回、その中禅寺湖に車両を使って至れる 可能性のある第三の道、ここに行って来ました。

大まかな地図と地形図を以下に載せます。

 

 

 

スタートは栃木県足尾町、わたらせ渓谷鉄道終点間藤駅よりさらに北にある銅親水公園から、ゴールは日光中禅寺湖 阿世潟まで。直線距離で5〜6km。スタート標高750m。最高標高1417m。道の状況は 、足尾側から約1/3までは以前 偵察 をしているので把握済み。そこから先は一切不明。そしてこの道の最大の難所が 、最高標高1417mの阿世潟峠。実はここも偵察をしてあり、足尾側に向かって登山道が伸びている事は確認したけど、その登山道に辿り着けるかは不明。

今年の初めに思い立ち、装備や個人的事情により伸びに伸びまくっていた計画がついに実現。日光中禅寺湖へ至る第三の道、それでは、はじまりはじまり〜

 

 

ここは栃木県足尾町、間藤駅よりさらに北にある銅親水公園の端にあるゲートです。ここがスタート地点になるのですが、一般車は入って行けません。バイクも基本的に禁止です。「おいおい、車両を使って中禅寺湖へ至れる第三の道じゃなかったのか?」と言う、ツッコミを貰いそうですがもちろん、車両を使いましたよ。それは自然にやさしい人力のチャリンコで。

 

せっかくなので、周りの山を撮影。足尾銅山鉱毒で木が無くなってしまった山に、うっすらと緑がのってますね。なんか、抹茶がのってるみたいで旨そうだな・・・。

 

松木沢方面。写真の撮り方が下手糞だとか言わないように

銅親水公園付近の、初春の山を撮影した写真は こちら に載ってます。

 

それでは、このゲートを潜りスタートです。スタート時間AM11:00。ここから全工程の内の1/3の区間は 以前偵察して 確認済みですが、そこから先は最高標高地点の阿世潟峠まで一切不明。チャリで行けるのか、はたまたチャリを捨てなくちゃならなくなるか。それとも、道その物が無くなっているか。どうなっているか全く分からないけど、行ってみなくちゃ分からない。最後に待ち受けるのは中禅寺湖か、それとも袋小路が。では、Let'sGo〜

 

走り始めて1kmしないうちにこんな所があります。小さな沢が流れてて、そこを道が横断している訳ですが、こんなちょっとした天然アトラクションもあるのが、この道の面白い所。

 

スタートのゲート付近では砂利道なのに、上記した小さな沢の渡河を終えてしばらく走ると、こんな快適路面まであります。異物も無いし、ノーブレーキでチャリを疾走。この辺はただ普通に走りにくるだけで気持ちいいかも。

 

上記の コンクリート路面になった林道付近から、渡良瀬川の源流を撮影。調べたらこの辺は、久蔵沢と言うみたいです。木の無い特異な山に青のり(しょぼい言い回し・・・、とか言わないように)の様に緑が降りかかってて綺麗です。

 

さらに走ると、こんな橋が。この辺はまた砂利道に戻っています。

 

橋の上から上流側を撮影。

 

これは下流側。切り立った岸壁が、川の地形削岩能力の凄さを物語っていますね。左岸が物凄い切り立ちっぷりです。

 

上記の橋よりさらに進み到達したここは以前、 偵察に来た時 に写真を撮った所です。あの時と違って薮化してて、上手く撮れなかった・・・。

 

偵察の時 と同じ様に撮影。こちらは上流の日光市、半月山側。この写した先に、向かうべき目標の阿世潟峠と中禅寺湖もあります。

 

同地点撮影、こちらは下流の足尾側。

 

こんな感じに水が豊富に流れています。

 

と言う事で、この砂防ダムの上で昼飯。今日はおむすび二個に、パン二個。食いすぎても動けなくなるし、体がもやし体系だからこんなもんで十分。そして、ここで大事な事に気付く。かなーり飲み水が足りない。何故か1.5Lしか持ってこなかった上に、この昼飯までで700mlは消費しちまった。この地点で全工程の1/3をまだこなしていないのでちょっと不安。いざとなったら沢の水を飲めばいいんだけど、序盤で不安材料を抱えるのはちょっと痛い。

まぁ、、、そんな事を考えつつも、この特異な状況を楽しむ。誰も居ない所でムシャムシャと飯を食う。まだ九月で日が出ると暑いけど、今日は若干晴れでほぼ曇りみたいなもんだったから、暑さに邪魔されず雰囲気を楽しめる。上流には未だ見ぬ世界が険しくそびえてて、下流にこの場から半歩進めば数十m下までまっ逆さま。そんな地点で腹ごしらえ。この先何があるのかと言う期待と不安がいろいろと入り混じる。でも、景色は異様に綺麗。こういう景色を見ると、ホント、普段の生活がアホらしくなって来る。どんなに金を稼いだって、この景色とこの先に見る物は金なんかじゃ買えない。写真でもない、自分の眼で自分だけの物として得られる。この先何があって、どんな事があるのか、それ全てが金では買えない自分の物に出来るから 。

 

おっとっと、話が脱線しました。とにかく、ここで腹ごしらえをしてから、いざ再スタート。まだまだこの先はたくさんありますから、ガンガン行かないとね。

 

腹ごしらえした砂防ダムからの道のり。砂利道ですが、大きな石がある訳でなく非常に走りやすい。

 

しばらく走るとこんな地点に。写真右に小さな滝と沢があり、その沢水が道を流れちゃってます。

 

その沢と小さな滝を撮影。

 

この道路に流れてしまった沢水は、こんな風に道路を切断してしまっています。ここまでの道のり、崩落も無く、路肩消失も無く進んで来ましたので、ここが始めての道路切断となります。っても、チャリでこの程度の切断なら楽勝ですが。

 

横断するのに助かるよう申し訳程度に掛けてある、排水溝用のフタ。このフタを使ってチャリを担いで横断したんですが、足を乗せた途端にフタがぐらつく。コケそうになったっちゅうの・・・。

 

そして、この排水溝のフタを横断すると・・・

 

以前偵察に来た時 に写真を撮った地点です。偵察ではここが最深部。ここから引き返した訳で、こ こから先はunknownエリア。どうなってるかさっぱり分かりません。今までの調子だと、この先も意外や快適にチャリ走りで行けちゃうかも知れませんが、こればっかりは行ってみないと分からない。はてさて、どうなる事やら・・・。 ちなみにここは、 沢が道路を横断しています。

 

手前まで来て撮影。ここを横断〜。いやぁ〜、爽快ですね。チャリンコが水を掻き分けて突き進む感触なんか、爽快の一言。足もびしょ濡れになったぜ、ガッハッハ・・・。   んまぁ、冷たくて気持ち良かったから、いいけど・・・

 

渡河を終えてから、再び撮影。この辺からは未偵察で、unknownエリアに突入していますが特にガレる事も無く、順調に道のりは続く。 と、思いきや・・・

 

突如道幅が狭くなり、ガレ始める道。実はここに至る前、なんと人に会いまして。なんか音が聞こえるなぁ、、、と思って見てみたらバイクで登場。「おいおい、バイクで来ちゃって大丈夫かよ・・・」と思いつつ軽く「こんちわ〜」と挨拶。この辺は、山歩きの癖で人に会う=挨拶するで条件反射的に。そしたら向こうさんも挨拶返し。ついでに「どこに行くんですか?」と聞かれたので「いやぁ、日光、って言うか中禅寺湖まで行こうかと」と正直に言ったら、確実に間が空いた。一瞬の間のあと向こうさん「頑張ってくださいね」と言い残し去って行ったが、 こいつはおかしいんじゃないか、と思ったかも知れないなぁ、あの間の空き方は。まぁ・・・、おかしいのは重々承知でやっているので無問題

 

閑話休題、いきなり変貌を見せる道。路肩幅は確実に減り、路面も今までとは違いガレ始めて来ている。 今までは道らしい道幅と風体を持っていたのが、まるで登山道みたいな状態に。

この変化は本当に急転直下だった。何の気なしにチャリを漕ぎ、道が沢に近づきつつあるなぁと思っていたら途端にこの景色ですから。だから、道の変化が分かるような写真が撮れない ほど、急転直下の道の変貌。とにかく、この先に行ってみんべ。

 

そして・・・

 

 

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道がねぇ!!!

 

この時時刻、12:40。意外と楽勝などと思わせた道が、いよいよ牙をむく・・・。

1stステージの道行はこんな感じ。スタート地点からの走行距離6.7km(手動計測)。登板高度250m(GPS計測)。全行程の約半分を走破。

次回、中禅寺湖へ至る第三の道2ndステージ、お楽しみに。

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