このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

足尾探索第六弾。まずは足尾探索第五弾で敗走した坑道の内部進入と、足尾探索第二弾でこれまた敗走した変な施設偵察に行く。まずは坑道から。前回の経験からウェット装備じゃないとまず無理な事は確認済みなので、慣れていないウェット装備をし、いつものドライ装備でもちょっと厳しい道のりをなれないウエット装備で行く。ちょっとしんどかった・・・。そして・・・

到着〜。間の行程は省きます。ここへ到達するヤバさ加減は第五弾でたっぷりと書いてありますので、気になる方は見て下さい。でわっ、上半身防水ジャケット、下半身防水パンツ、靴は長靴。全身合わせて5000円行っていない貧乏装備で特攻だ!!

 

と言う事で特攻したのですが・・・ヤバい、非常にヤバ過ぎる。と言うのもこの枯葉の地面がもの凄く軟弱で足がどんどん埋まっていく。前回の時は入り口からちょっと中を覗いただけで、入り口から後の地面の状況を調べるのを忘れていた・・・。そして実際足を踏み入れてみたら、とんでもない程軟い。ちょっと荷重を掛けるだけで足の甲が全て埋まる。ちなみにこの地点はまだ入り口をちょっと入った枯葉地面の所で、その先の水溜りにはまだ全然到達していない。その状況でこの状態はいくらなんでもヤバイと思い、いったん引く。そしてリュックを下ろして若干軽くして入った物の、意味無し。同じように沈んでいく。入り口からちょっと入った状態でこれだから、水溜りの所はどうなっているのか・・・、と思い・・・

 

この石を水溜りの所に投げてみました。どれぐらい沈むのか確認です。そしたら・・・

 

石が分かるでしょうか。分かる訳、無いですよね。色々な物がグチャグチャしてて。と言うよりか、分かるはずがありません、もう無いんですから石は着水と同時にどんどん沈んで行き、視界の中から消えてしまいました

 

石如きの重さでその石は、見果てぬ世界へ消えて行ってしまいました。これは非常にヤバい。単独行なのでここで足がはまって抜けなくなったら、誰も助けてくれない。もちろんここは、人なんか好き好んで来るような所じゃない。はまったら最後、奇跡を信じて人が通りがかるのを待つか、「おぉ、、、あじよ、死んでしまうとは何事か」しかない。それはちょっと・・・。

撤収〜。ハイハイ、元気よく撤収ですよ。ムリムリこの装備じゃ絶対ムリ。こんなところ人なんか来ないし、死んじゃうってホント。

と言う事で・・・、最早装備云々の世界じゃなくなって来たような気がしますが、とりあえずまた敗走です。しかし、、、こう言う状態ってのが分かったので、ここを打破する案は考えてあります。それが現実的かどうかはさておいて、今のところ二つ。

1.プチ底無し沼を作っている入り口の枯葉どもを、スコップで掘りまくって谷に流してしまう。

2.入り口から奥の石が転がっている地点まで、木の板で橋を作る。

1.は最善手だと思っています。この場の根本的解決は、溜まった膿を出してしまうのが一番だと思うので。ただ問題は、こんな所で土方作業しても通報されないかどうか(谷の対岸から見る気になれば見られる所なんで)、そして一人で作業しきれる量なのかどうか。

2.は簡単な方法でむしろこっちの方が最善手かと思うかも知れませんが、この方法、かな〜り危ういんですよね。と言うのも、帰って来た時にこの板が無かったら終わりです。こんな所に来る人も居ないでしょうが、仮に誰かが来て「何だこの板??」って思われて、谷に投げられたら終了です。もちろん、他にもいくらでもアクシデントがあると思うんですよね。アクシデントが起きるとあっさり崩れるタイプの方法はこういう場じゃやめて置いた方がいいと思うので・・・。

となると、安全かつ確実な方法は1.の土方なんですよね。掘った物を埋め戻す人も居ないでしょうから。例え埋め戻されても、底無し沼がすぐに復活する訳でも無いし。

ただ、ほじくった排泄物は大量になる予感。何十年もの間手付かずでこれですから。何十年と溜まった物を吐き出させる訳で、掘っている時に急に流れ出し、その流れによろけて一緒に谷へランデブーって言う確率もあるんだよなぁ。うーん、どうすっかなぁ、、、ここ。新しい穴を探すってもなぁ、そんな簡単に見つからないのは確認済みだし。うーん・・・、しばらく保留で作戦を練ろう!!。穴は逃げないしね。まぁ、、、今後、完全閉塞ってオチもあるから、そんなに悠長に構えててもダメだけど・・・。

 

と言う事で、足尾探索第五弾で登場した坑道、全然手が付けられませんでした。やはり、何十年と放置された物へのアタックですから、それ相応の準備と作戦を練らないとダメですね。

それでは、続いて足尾探索第二弾で敗走した変な施設に行ってみたいと思います。変な施設についての状況は足尾探索第二弾をご覧下さい。ここでは前書き無しで出発から行きたいと思います。

第二弾ですでに書いてある通り、目標付近エリアまで林道が伸びてはいるのですが、それは私有地と言う事でゲートがあり進入不可能。上の図は林道を使わず山越えルートで迂回し、山からコンタクトを取ると言う状況を図で表した物です。上手く行くかどうかは別として、とりあえず登頂開始地点を目指す。

 

しかし、、、初っ端っからアクシデント発生。この登頂開始地点、人んちの裏。住居不法侵入しないと入っていけない。その上、等高線的にも初っ端辛そうとは思ってたんですが、やはり、あまり登って行けそうな角度で無く。ただでさえ人んちの裏でサッと身を隠したいのに急斜面じゃ、ノロノロと必死こいて登っているうちに、見つかってしまうじゃないか。それはマズい・・・。

と言う事で、いきなりルート変更です。一応このルートもそれなりに考えて作ったルートなので、ここが何だかんだで山越えじゃ一番楽なルートなんですよね。この他は等高線を見ても分かる通り、初っ端っから終盤まで、全て急斜面と言う過酷ルートしかない。と言うことで・・・

 

林道の隣に「渋川」アリ(詳しくは足尾探索第二弾参照)。

 

もう予定もへったくれもありません。この沢を使って登っていくしかない。もうそれしか残ってないし・・・。と言う事で、

沢に侵入〜。隠れる所もあっていい感じです。この沢を越えて目指す地点に行ってやるわい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が・・・しかし・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇ、、と結果から言います、無理でした。↑の沢写真の後、しばらく沢沿いを歩いていたら、なんとまぁ、、、10mは越すであろう岩肌垂直クライミング地点がありまして。そんなところ登ってげないです・・・。これが登れる様だったらとっくに、山越え別ルートを行きます。しかし、山越え別ルートも過酷で済めばいい物、殆ど無理な状況。ちょうど↑の沢写真の上の方に山肌がチラッと写っているかと思うのですが、あんなんですよ、山も。ちょっとこれは・・・

 

足尾探索第六弾。一度負けた所へ二度負けに行った様なもんでした・・・。何だかなぁ、、、もう俺には限界かな・・・。最早これ以上、何も出来ずに終わってしまうのか、足尾探索・・・

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探索日

2005/05/08

探索時間

10:00〜11:30

 

 

なぁんて、ヘコたれなオチじゃ終わらない訳ですが・・・

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