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石川達三 (いしかわ・たつぞう) 1905〜1985。 |
『蒼氓・第一部』 (電子文藝館) |
中編。移民は落ち葉みた様なもの、収容所は落ち葉の吹き溜り──。生活に絶望し、漠然とした希望をあてにしてブラジルへ移住する人々。女工監督・堀川の求婚に未練を残しながら、徴兵検査を逃れたい弟・孫市のために、自分の一生を犠牲にしてブラジルへ旅立つ主人公・お夏…。堀川への手紙を投げ捨てるラストが哀しい。 |
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