このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
葛西善蔵 (かさい・ぜんぞう) 1887〜1928。 |
『馬糞石』 (電子文藝館) |
掌編。家の馬が死んでしまい、倅(せがれ)の運造に八つ当たりする三造。「ゴホンケ」と呼ばれる村の老人・寺田から、死んだ馬の結石(馬糞石)がかなりのお宝であると聞いた三造は、馬糞石を持ち帰った親類の若い獣医(広さん)から、何とか取り返そうと必死になるが…。「この業晒(さら)しが! 寝言ならな、寝床の中へ這入ってこくものだ! 薄馬鹿が!」。口汚く罵りまくる三造が滑稽すぎる。 |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |