このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
川端康成 (かわばた・やすなり) 1899〜1972。 |
『片腕』 (電子文藝館) |
短編。「片腕を一晩お貸ししてもいいわ」。純潔の娘から片腕を借りた孤独の男。「一晩だけれど、このお方のものになるのよ」。処女の母体から放たれた可憐な“片腕”と添い寝する男は、自分の右腕を外して、娘の右腕を肩に付け替えるが…。「そんなことしてもいいの」、「いいわ」、「いいわ、って、もう一度…」、「いいわ。いいわ」。“片腕”との奇妙な会話と遊戯が実に妖しく官能的で、こ、怖い…。 |
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