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柴田錬三郎 (しばた・れんざぶろう) 1917〜1978。 |
『河内山宗俊』 (電子文藝館) |
短編。吉原の花魁・三千歳(みちとせ)に惚れた悪党仲間の直侍(なおざむらい)のために、一肌脱いでやった御数寄屋坊主の河内山宗俊。知り合いの質屋「池田屋」の娘・菊野が、松平出雲守に手討ちにされると知り…。「べらぼうめ! おい、この一件は、河内山が引きうけたぜ」。歌舞伎で有名な「河内山宗俊」を描いた作品。「時代の反逆児」である河内山宗俊の義侠心がアッパレ至極! 冷酷・非道でありながら、家に残した妻子の姿が頭をよぎるニヒルな剣客・金子市之丞が、登場する悪党仲間たちの中で、特に印象に残る。 →芥川龍之介「煙管」 |
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