このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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火野葦平 (ひの・あしへい) 1907〜1960。


 (網迫の電子テキスト乞校正@Wiki)
短編。「一枚、……二枚、……三枚、……四枚、……」。古井戸の底で、三百年もの間、繰り返し皿を数えている若い女の幽霊と出会った河童(かっぱ)。この女が怪談「皿屋敷」のお菊であることを知った河童は、紛失した皿を探し出して、お菊を悲しみから救ってやろうと考えるが…。「なにをしに来やがったんだ。悪魔、この皿を持って、とっとと帰りやがれ」。三百年の絶望の喪失=もっと恐ろしい絶望への出発点!──「皿屋敷」と「河童」の取り合わせ(皿つながり)が面白い。怪談と寓話の見事な融合。 →岡本綺堂「番町皿屋敷」



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