このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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三好十郎 (みよし・じゅうろう) 1902〜1958。


好日  (青空文庫)
中編。戯曲。医者・堀井博士の邸宅の留守番をしている作家・三好十郎。劇団主宰の浦上や、作家の卵・轟たちに裏切られたり、うっちゃられたりして、すっかり打ちのめされるも、「日々、これ、好日」の精神で前向きに生きて行こうという心境を、登美子(堀井家の離れの娘)との交流や、高利貸し・韮山などとの絡みを通してユーモラスな雰囲気の中に描く。「あなたは三好さんの、なんですか、愛人ですか?」、「あいじん? そう見える? …フ」。

破れわらじ  (青空文庫)
短編。戯曲。破れわらじと、おいらの仲は、すぐに切れそで、切れやせぬ、やれ、チートコ、パートコ──。終戦後の上野。簡易宿泊所で暮らす屋外労働者の男。少年時代に九州・肥前で暮らした追憶(博多節)が、生きる希望をなくした戦災孤児の少女を救う…。「そうよなあ、全くマキべえの言う通り、もう死んでもいいようなもんだなあ。へへ…」──。前半の木こりや筏師たちの生き生きとした営みと、様相ががらり変わる後半との対比が鮮烈。



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