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森田草平 (もりた・そうへい) 1881〜1949。 |
『四十八人目』 (青空文庫) | ||||
中編。 吉良邸への討ち入り準備に余念がない大石内蔵助ら赤穂浪士たち。大事を抱えた身でありながら、茶屋で働く娘・おしおと関係ができてしまった義士・毛利小平太の苦悩…。 「どんな苦労でも厭いませぬから、どうかわたしをおそばへ引取ってくださいませ。一人の母にさえ別れては、こうしているのが女の身では心細うてなりませぬ」。 相次ぐ脱盟者…、兄・新左衛門の反対…、おしおの妊娠…。果たして小平太は、“籾(もみ)”であるのか、それとも“糠(ぬか)”にすぎないのか? | ||||
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“四十八人目”の男の「心の動揺」(人間が持つ心の弱さ)を見事に描いた忠臣蔵物の好編。 |
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