このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
由起しげ子 (ゆき・しげこ) 1900〜1969。 |
『本の話』 (電子文藝館) |
短編。病気の姉の療養費に窮した私(女性、童話作家)は、身を削って妻(姉)を看護した末に栄養失調で死んだ学者の義兄(白石淳之介)の遺品である六百冊の本(海上保険の専門書)の処分を決心する。しかし、然るべき売却先をなかなか決められず、疲れ果ててしまう…。好意を抱く雑誌記者の棟方利一や、親切な建具屋の権さんたちとの交流や、ラストの童話劇のあらすじが実に素晴らしい。 |
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