このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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赤倉林道
群馬県片品村〜川場村
2006・7・2 来訪

某ツーリングマップルにて『廃道化している・途中道路崩壊』と表記された林道。
果たして走破出来るのか?

県道64号線との分岐。
この先、標高1257m赤倉山の裾を南北に分かれて県道と林道が進み、最終的にまた同じ道路に合流する形になっている。
出だしは何でもない田舎舗装路。
ちなみに分岐の所に『工事通行止め』の看板が置かれていて、ゲートとかは特に無かったが、ちょっと後ろめたい気持ちで進入。
工事関係車両が行き来している様子は無かったのだが、この先ばったり出くわす事になったら面倒くさいなァ、とか考えていた。
もしも工事関係者に会った場合、先に進めないか頼み込んでみて、断られたら大人しく引き下がる予定。
林道に入って500mほど進むと路面はダートへ。
しかし、ダート開始直後はいたってフラットな路面。
これが奥にはいると徐々に廃道化していくのだろうか?
この辺り一面まとめて伐採されたのか、えらく見晴らしの良い区間。
山肌が薄衣のように背の低い木と雑草に覆われている。
全くの禿げ山にしてしまうとは土砂崩れを誘発してしまうので、半ば意図的に植えられているのだろう。
その緑の膜を引き裂くように林道が走る。
標高を上げるにつれ、多少路面が荒れて来るが『廃道化』という程に悪路ではない。
問題の区間は何時現れるのだろう。
重機で削っただけの物凄くワイルドな切り通し。
一応ここが峠であるらしいが、まるで鉱石の採掘場みたいだ。
何も法面には対処されてはおらずボロボロと石が崩れ落ちてきている。
大雨でも降ったら一気に崩壊してしまいそうだ。
峠を越えをちょっと行くとこのような広場が。
一応ここで一本分岐していく道があるが行き止まりの林道である。
ここに工事車両を止めているのだろうが、どうやら今日は休日のようだ。
ちょっと一安心。
その代わりに、3台分のオフロードバイクの轍。
どう見てもここ数時間近くに付けられた真新しいものだ。
自分はこれを見て赤倉林道の走破は可能だと確信した。
もしも突破の不可能の道だったら往復の偶数分の轍があるはず。
突破したからこそ奇数分の轍しかないのだ。

・・・でも一台崖に転落して戻ってきてない、とかだったらイヤだな。
広場を過ぎていくと、更にフラットと言うかまるで出来たての林道のようだ。
もしかしてすでに道路改修工事がほぼ完了して、廃道区間も崩落地点も修復されてしまったのか。

それはそれでちょっとさみしいぞ。
いやいや、まだ楽しみは残してくれているみたいです。

その2へつづく

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