このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

特急あさま 1997




1997年10月1日に長野新幹線が開通。(実際の所は北陸新幹線の部分開通)
それにより信越本線の 横川〜軽井沢(碓氷峠) が廃止、
189系特急あさまも新幹線昇格となり在来特急としては消滅した。
その廃止直前の碓氷峠には例のごとく、「てっちゃん」達がこぞって集まりだした。
当時、一応大学生だった僕も、鉄オタの一人としてその群れの中にいたわけである。
鉄道で碓氷峠を越えるのはこの時が最初で最後であったわけだが、
マニアとして歴史ある偉大な峠の最後の時に立ち会えた事を幸運に思っている。

189系あさま。
あさま専用車両として開発され、碓氷峠にてEF63機関車と協調運転できるように設計されている。
碓氷峠廃止後、中央線特急「あずさ」「かいじ」に使用されていたが、
それもまた新型車両257系投入により引退。
現在は長野県内の快速・普通列車や、千葉県内の特急、団体列車などあちこちを放浪している。

横川駅、高崎方面
EF63が待機しているのが見える。
現在、この写真のホームにはEF63と189系が展示(というか放置)されている。

横川駅・軽井沢方面。
かつてはこの写真のように多くの側線がひかれていたが
現在はほとんど撤去され、その敷地内に碓氷峠鉄道文化むらが開設されている。
なお、同施設内では講習を受ける事によって、動態保存されたEF63を運転する事ができる。

連結作業直後のEF63とあさま。
自分の前にいた男の子は、立派な「てっちゃん」に成長したであろうか?
乗客達はこの作業の合間に「峠の釜飯」を購入していた。

 
あさまの車窓から見る「アプト線」の廃線。
この車窓の線路も廃線となった今では、ある意味貴重なショット。

軽井沢駅
奥に見える多くのEF63も、今ではもうこの場所で見る事はできない。

軽井沢駅横に保存されているアプト機関車。
新幹線も逃げ出す急勾配を、良くぞこんな小さな機関車が列車を引っ張ったものだ。

小諸駅を出るあさま。
小諸駅は新幹線のルートから外れてしまい町の産業が衰退しつつあるそうだ。
一方、ここから南に10kmほど下った所にある佐久市は新幹線の停車駅ができたことにより街が急成長。
人の流れの変化による地域の栄枯衰退をまざまざと見せつけくれる二つの町であった。

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