このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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自分にとって免許を取得直後、初めて体感した『険道』。
下りならばアクセル不要、上りならば50ccで登れるのか?と思わせる激坂。
「これは果たして原付で通って良い道なのか?」
かつて、そう思わせたあの道。
ここでは、かつて運転初心者だった時代を振り返りながら紹介していきたい
筑波山へ車で登る道は3つある つくばから石岡へ抜ける県道42号線と土浦市から山頂へと登っていく県道236号線(表筑波スカイライン)、そして湯袋峠から山腹を通ってくる一般道。 風返峠交差点でこれらの道が交差してる。 この画像右手へ向かえば(ちなみに有料道路)2kmほどでつつじヶ丘展望台。 そこからロープウェイ、元気な方は登山道で山頂へといける。 さて、この筑波山3道路であるが2輪車が通れるのは県道42号線のみ。(山頂へ行く筑波スカイラインは2輪車OK) よって自分が通れるのはr42だけとなる。 r42・つくば〜風返峠間は至って普通の山道。 タイトなカーブが多いのでサンデードライバーにはキツイかもしれないが、走り屋さん達にはウハウハコースになっている。 さて、問題は風返峠より先の区間である。 交差点正面をちょっと先に進み右手に向かうのがr42.。 観光案内の看板群の中に、何やらカッコいい標識が紛れてますね。 | |
『最大幅1,9mにつき小型車以外通行不能。』 『区間急勾配につき徐行。』 うーん、ステキ! と、今でなら思えるのだが、 かつて原付免許とって半年も経っていなかった自分には十二分に不安を煽り立てる物だった。 つい一月前に初めて峠道と言う物を箱根で知り、 まだまだぎこちない運転しか出来なかった頃である。 当時の自分にはまさしくここは『険道』であった。 | |
転げ落ちるように激坂を下る。 アクセル回してもいないのに、あっという間に原付法定速度を越える。 そして目の前に迫る90°ターン。 こえー! もう、ブレーキが手放せない。 そして、九十九折れを曲がった後も激しく急坂。 ちなみにこのストレートの先が真っ暗なんですが、ただ単に木々に覆われて暗くなっているのではなく、更に傾斜角度がキツクなって落ち込んでいるんです。 ジェットコースター険道42号線。 | |
ガードレールにはレッカー車会社のステッカーが。 うーん、商売上手! | |
薄暗い森の中をただただ滑り落ちていく。 あの時はもう、こんな道に入り込んだことをこの上なく後悔しながら涙目で進んでいった。 | |
一応、傾斜斜面にカブを立たせてみた。 が、自分も軽く斜めった状態なのであんまり角度のキツさは捉えられていないッス。 | |
というか、普通に進行方向正面から撮った画像の方がキツイ傾斜を伝えられるね。 ちょうど向こう正面に立っている木が目線位置。 で、目線のよりかなり下にこの先の路面が。 そんだけ、短い距離で高度を下げてるって事。 ちなみにこんな道だけど、オールシーズンOKな道。 冬季も通常営業です。 ただし、厳冬期の朝晩は凍結路面になっていること間違いナシ。 命を捨てる覚悟がある者のみ通行可。 | |
コンクリ舗装が終了し、多少傾斜が弱まる。 とは言え一般的に言えばこの区間も急坂の部類に入る。 しかしねー、ビックリする事にこんな所を登ってくる気合入ったサイクリストもいるんですよ。 というか、腕、いや足に自信のあるツワモノチャリンコ野朗のアタックコースになっているんでしょう。 最狂勾配区間を登りきる猛者もいるんだろなァ。 | |
さて、通常舗装に切り替わった場所から少し進んだ所に、湧水が流れ出してる場所が。 『紫寶水』と呼ばれる名水だそうで、この時も何人かの人がこの湧水を汲みに来ていた。 | |
山をだいぶ降りた所で大展望区間がある。 何も遮るものが無いので晴れていれば茨城県の平野部を見渡す絶景となる。 この日は残念ながら曇っていたがそれでもかなり気持ちいい景色である。 キツイ山道を通ってきた、又は登っていく者へのご褒美区間ともいえよう。 | |
r42険道区間のラストは平野へと一気に下っていくストレート。 このあとr42は笠間市方面へ北上していく。 さて、かつてはひーひー言いながら転げ落ちていったr42だが、すっかりヘンな道に耐性が出来てしまった現在では「もっと刺激があっても良い」などとさえ思ってしまった。 んでこの数十分後に、ご所望通りの 刺激のある険道 へ遭遇してしまうのだった。 |
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