このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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R418黒瀬街道は八百津町より8km程の区間は未だ通行可能な現役の国道である。
が実際の所、舗装が剥げてたり、あるいは国道であるのにもかかわらずダートだったりと
一般に想像される国道像からあまりにもかけ離れた道である。
特に、先ほど通過した二股随道なんかは通常のライダー・ドライバーが十二分に「ひく」要素がある。
徒歩・チャリだったら、少なくとも自分は通過したくない。
さて、その二股随道を通り抜け、その先へやって来たのだが、あいも変わらず路面はショボショボ。
ミラクル国道R418は更にまだまだ続く。
二股隧道先よりの続き。 改めてみて国道とは思えない。 ちなみに二股随道坑口脇には旧道がある。 二股随道自体、昭和29年製と年代モノなのだがそれ以前は木曽川沿いの崖っぷちを沿う形で道が通っていたようだ。 現在は途中で崩落してしまい通り抜け出来ない。 | |
隧道よりちょっと先に行った所にこのような広場があった。 車数台が止められそうだが、いったい何に使っているのだろう? | |
木曽川を望む。 ここら一帯を深沢峡と言うのだが、水面からそれ程高さがある感じがしないので(といっても50mぐらいはあるが)「深沢」といった雰囲気がしない。 が、あくまでこの水面はダムでせき止めらた水位なので、かつての水面はもっと低い位置にあったと思われる。 と、言う事はこの深いグリーンの水面下には、水深100〜200mの世界が潜んでおり、一度落ちたら二度と地上へ戻ることはできない。 そう思うと、ゾッとする。 | |
更に進むと苔むした古橋が。 この後もいくつモノ古橋を渡る事になるのだが、今ほど土木技術が発達していない時代に、このような山奥に堅甲な石橋を架けたというコトは、それだけかつては重要な街道筋だったのだろう。 今は放置プレーだけど・・・。 | |
とはいえ、今でも林業者にはそれなり使われている模様。 先ほどの広場も木材運搬用トラックの駐車場として使われているのかもしれない。 てか、国道っていうよりやっぱ林道だよねぇ・・・。 しかし、そんな事を思っていると、 | |
紛れも無くここが国道である証拠を発見! 長年の風雪に耐え、現在国道としてのアイデンティティーを失いつつも、 ここが国道である!と、この標柱は訴えかけていた。 | |
さすが現役国道。 崩れたらちゃんと修復されています。 路面の三分の一ほどしか舗装されていないけど。 てか、コレ意味あんのか? | |
別に現在工事中とかではなく、この状態で工事は完了らしい。 予算が無かったのかもしれないが、そんなら中途半端に舗装せず全面ダートでよかった気もするが。 | |
別の場所にも「やっちゃってる」所が。 黒瀬街道現役区間も岐阜県財政の重荷になってるんだろうな・・・。 取りあえず利用価値があるので通行可能にしているが、正直いって経済効果は薄そうな気がする。 | |
限りなく林道に近い国道を進んでいくと谷の反対側に建物が見えてきた。 崖っぷちに立つ日本家屋。 あの建物の名は「いさまつ」。 かつて深沢峡への観光者を相手にしていた茶屋の跡である。 「いさまつ」が見えてきたって事は、そろそろアレの姿も現す頃だ。 | |
木陰の合間から覗く赤い橋。 岐阜県道352号線「五月橋」だ。 廃道マニアにとって伝説の橋である。 二輪車にてあの橋を渡り、R352全線走り切れるのはごく一部の勇者のみである。 少なくとも、自分がアタックしてみようとはとても思わない。 岐阜県道352号線を走破した強者。 http://www.henari1.jp/ http://www.shizumazu.net/ | |
左側の上りになっている道が、現在R418の迂回路となっている町道。 九十九折れを繰り返し、南戸地区へと向かう。 一見したらどっちが国道だかわからない。 が、次に現れるのはもっと衝撃的な分岐。 | |
右側のダートのショボイ道が国道、左側の獣道みたいなのが県道。 ありえません。 しかし、左下に見える杭みたいなモノを見ると・・・。 | |
やっぱり、あの獣道が県道である事を訴えている。 岐阜県道352・大西瑞浪線は正真正銘、100%四輪が通れない県道。 二輪車は寿命を削り、実力と運があれば走破できます。 | |
県道352号線との分岐を過ぎると更に路面はアヤシくなる。 標識も真っ黒に錆びつき何を表記しているかわからない。 しかし、黒瀬街道の真髄はこの先より始まる。 | |
名場居川にかかる長めの橋。 ここが八百津町と恵那市との境目となっている。 さらにR418の道路状況もこの橋がターニングポイントとなる。 | |
ここより先、本格的通行止め区間に突入。 真の黒瀬街道の脅威を知る事となる。 |
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