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竹岡の謎の随道
千葉県富津市
2005・10・15来訪

千葉県の某所で、国道脇から伸びる神社の参道に入った所
異様な形の随道に出会う。
その随道を抜け、通り抜け出来ないかと先へ進むと
突然目の前に線路が現れた。

『この場所は列車が通過しますので注意してください』
うん、それはわかる。
線路は列車が走るところだもの。
でも、ここ踏み切りとかないの?
とりあえず、徒歩でわたってみる。
道はまだ続いてた。
ここには車が転回できるスペースがある。
鉄道の変電施設があるので、それを管理・整備する人々が主に利用するのだろう。
普通に考えて、あそこは四輪が通り抜けるのは無理です。
では、原付はどうか?
列車が来ないかうかがってみる。
線路はトンネルに突入し、カーブがあるのか先は真っ暗。
実は、先ほど随道を探索している時に列車が通りすぎる音が聞こえていた。
単線のローカル線だから、一度通った後はしばらくは来ないと考える。
時刻表も何もないので、単なる予測でしかないが。
しかし、一番の問題はこのレールの段差である。
徒歩で渡るには別に苦労もないが、原付がいくら小型とは言え、ここを通すの骨が折れるのではないか?
もし、段差に引っかかり立ち往生したり、最悪ここで車体転がしてしまい、そこへ列車がきたら・・・。
愛車アプリオが心配そうにこちらを見つめる。
反対側にも同じ注意書きがある。
おそらく、この道は昔からある神社の参道だったのだろう。
しかし、鉄道が開通し道が分断されてしまった。
通常、踏み切りを設置すべき所だが、あまり人の通行も無く、メインの参道があの『穴』側に移った事でここは放置されてしまったのではないか?
とりあえず通ってもいいが、特に何も設備は作らんよ、といったスタンスである。車両の通行は考えられていない。
・・・しばし考える。
とりあえず、列車は来そうにない。
原付も普段仕事に使っている時、あのレールの段差ぐらいの高さの歩道から無理やり降ろす事もあるじゃないか。
慎重かつ確実に行けば大丈夫。
・・・。
よし、GOだ。
NO FILM当然だが、わたっている時に写真を撮っている余裕は無い。
片手でカメラを持ち、無理に車体を持ち上げてコケさせても面白くない。
線路の上に原チャリ置いて撮影なんてもってのほかである。
助走をつけて一気にバラストの上に乗り上げる
そんままの勢いで前輪は最初のレールを乗り越えさせた。
が、案の定、後輪はレールに引っかかる。
アクセル回して、乗り越えさせたいが暴走してコケさせる可能性があるので人力で引っ張りあげる。
しかし、腕力の無い自分はなかなかそれに苦労する。
あわてそうになるが、何とか落ち着かせる。
そう、列車の来る気配は無い、大丈夫。
確実にタイヤを乗り越えさせる。
突破!
大して時間はかかっていないが、えらく苦労した気分。
アプリオも困難に打ち勝ち、誇らしげに見える、か?
ちょっとした住宅地の中を進むと国道と合流。
『穴』へ通じる参道入り口からここまでは、国道を突っ切れば、1分とかからない距離である。

さて、最初にこの場所を公開した時はあえて明確な位置を出さなかったのだが、再公開にあたって随道のある地名と、 では明確な場所の地図さえ出してしまった。
理由としてはあの随道、実は歴史のある物なんじゃないの?
と思い、閲覧者の良心を信じ、かつあの随道の事を知っている人がいたら、おしえて〜エライ人!という事である。

また、自分自身でもう一度行って、階段の上を確かめに行こうと思ってます。

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