このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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新潟県道546・北潟駒込線。
それは忘れられた県道。
林道との十字路に日本の縦割り行政を見た。
それは
旭隧道
を探索した帰りの事。 この日は隧道西側から進入し、馬場元町林道へと抜けた。 この馬場元町林道、多くの地図で点線表記されているが全線舗装の真っ当な道である。 で、この林道を南側へ進むと途中で県道とクロスする。 このクロスする県道こそR546・北潟駒込線である。 県道との十字路には青看板が設置されており、迷う事は無いはずなのだが・・・。 | |
これがその十字路である。 つーか、県道何処ッスか? ここでポイントとなるのは舗装部分が林道と言うコトである。 そして、その舗装路を横切る砂利道。 ・・・いやァ、まさかね。 うん、きっと青看板が示している十字路はもうちょっと先なんだよ。 そう、思い先へ進んでみるが十字路なんて見つからない。 と、いうコトは・・・。 | |
コイツが県道かよ。 点線林道が舗装路で、県道がダートってどういうコトよ。 | |
本来、林道より県道の方が上クラスの道である。 しかし、ランクの高い道の方が低規格の路面。 その為、この十字路では舗装路がダートに優先権を握られてしまっているのである。 しかし、こんな考え方も出来なくは無い。 この馬場元町林道の管理者(林野庁、もしくは三条市)としたら、「他人のフンドシまで見てらんねーよ」って事なのかもしれない。 わざわざ県の管理道まで舗装する気はまったくないッス〜、と言う意思表示なのかもしれない。 | |
ともあれ、個人的には楽しい道を発見できて大満足である。 この日は残念ながら北潟方面は工事通行止めであった。 よって、駒込方面に出る事にした。 | |
山の斜面に沿って下っていく県道。 景色が開けている区間が多く、走っていて気持ちがよい。 ちなみに画像付近は県道を境に山側が三条市、谷側が見附市となっている。 ただ、道自体は始点から終点までずっと三条市である。 | |
物凄くフラットな路面。 ダートを楽しむには最高の状態となっている。 ちなみに、この日よりまた2週間後に旭隧道再探訪の為に、ここを訪れている。 その時は駒込側から進入したのだが、見通しの悪いカーブでオフ車兄ちゃんが大爆走してきて事故りそうになった。 お互いすんでの所で停止したが、非常に危ない所だった。 走っていて楽しい道なのはわかるが、もうちょっと気をつけて欲しい所である。 意外とココ、交通量多いし。 そのあと、オフ車兄ちゃんが再び現れ、後ろから追い抜いてきてた。 そして、旭隧道への林道入口付近でまた追い抜かれ、隧道近くですれ違い。 うーん、ひたすらダートを走りつぶしているって感じだな。 でも多分、 隧道 は走り抜けてないな。 ・・・ニヤリ。 | |
さて、思わず大爆走してしまいたくなるダート県道だが、1km程進んでしまうと遭えなく舗装路に切り替わってしまう。 もう一度ダート復活してくんないかな〜、とか思いつつ進んだが残りの区間はすべて舗装路となっていた。 | |
真新しい舗装路。 恐らく最近までダートだったのだろう。 ちなみに北潟側が工事中だった、と前述したが、その内容は舗装工事である。 うーん、せっかくのダート県道なんだけどな〜。 | |
ヘキサが一本も無い県道ではあるが、デリネーターに「新潟県」とマーキングされ確実にここが県道であることを確認。 | |
山を下りきり、平野部に出た。 ちょうど、山道への入口付近に規制標識が設置されてあった。 どうやら、少しばかし強い雨が降っただけでアウトのようだ。 まー、唯でさえ狭路な上にダートなわけで仕方ないだろう。 当然、冬季通行止め。 | |
麓の長閑な農村。 日本の正しい田舎の風景が此処にはあった。 | |
ついでに日本の正しい険道。 山道入る前に大型車はココでシャットアウトやね。 さらに横っちょの斜面から流れ落ちてきた水が底溝を外して路面を水浸しにしています。 | |
信号も何も無いけど一応県道同士のT字路。 T字路直前にて幅広2車線道となり、「ここは天下の県道じゃい!」と言った風格を見せますが、あたりの閑散とした空気が「所詮はお前は点線林道にすら見下されるショボ険道だろ。」と語りかけます。 険道546号は二輪車(特にオフ車)ならこの上なく楽しめますが、四輪車にとっては苦痛の道以外の何者でもありません。 ただし、酷・険道マニアの方は是非とも大型車で。 素敵な思い出になるでしょう。 |
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