このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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東京都新宿区から山梨県塩山市までを結ぶ道、青梅街道には二つの顔がある。
新宿から青梅までは都道5号線として首都圏近郊の住宅地を走り、
青梅より先は八王子方面から上がってきた国道411号線と合流し険しい道のりを行く山岳道路となる。
甲州街道の裏道としても知られる青梅街道だが、R20の大垂水峠が休日250cc以下の2輪車通行止めとなってしまうため、
原チャリの自分にとっては山梨方面へのメインル−トであったりする。
基本的にこの街道は自分にとって通り過ぎるだけの道となってしまうのだが、
旧道が残っていたり近くに
廃線
があったりと意外と見所も多い道だったりする。
また、山梨県に入ると渓谷沿いに道が通っているのだが、紅葉ともなると鮮やかな色が山全体を包む。
「秋ってこんなに美しかったんだ!」
そんな事を自分に思わせた初秋の青梅街道を紹介する。
中野サンプラザ前。 青梅街道は都会も都会、新宿駅前からスタートする。 毎日のように渋滞をし、ビルの中を潜りぬけるような都市道路が、山深い山岳道路につながってるとは中々想像つかない。 | |
が、同じ道を延々100km近く走りもすれば、このような崖っぷちを進む山岳道路に様変わりする。 今でこそ2車線分の幅を持つそれなりの道ではあるが、その昔は、それこそ断崖絶壁を行く険しい道であったであろうと想像する。 だが、険しい地形だからこそ味わえる美しい景色もあるのだ。 | |
色づく木々の中を流れる丹波川。 そして、この川にはもう一つの名前がある。 多摩川。 そう、東京と神奈川の都市部を流れる多摩川である。 源流部の山梨では山深い渓谷を流れる清流として存在しているのだ。 | |
紅葉のトンネルを行く青梅街道。 この日はやや曇り気味だったが、それでも紅葉を楽しもうとする家族連れの車や、ツーリングライダーを多く見かけた。 | |
標高を上げるとさらに色鮮やかになって行く渓谷。 水が弾ける音に身を任す。 日常を洗い流していく。 だが、すぐそこには現実に直結している道がある。 それでいい、私達は日常と非日常を行き来する事で生きていく事ができる。 すべては明日の糧のために。 | |
道の傍でえらく自己主張しているような植物にであう。 でかいです、1mぐらいの高さがある。 マムシ草と言うそうな。 こちらの サイト の公式植物だそうです。 | |
峠が近づくとだんだん傾斜もキツクなってくる。 ここでは2段九十九折れで斜面を登る。。 | |
尾根が近づいてきて回りの山を見渡せるようになる。 あたりの山もだいぶ色づいているようだ。 | |
峠付近は路線が改良され、非常に走り安くなっている。 また、峠を越えた山梨側はさらに大規模に改良され、正直メインの街道である甲州街道よりこっちの方が走りやすいのでは、と言う声も多い。 | |
柳沢峠。 かつて青梅街道は大菩薩峠を越え甲府盆地へと下っていったのだが、あまりに険しい地形だったため、明治11年にこの柳沢峠が開削されここに車道が通された。 | |
柳沢峠の展望台。 非常に見晴らしがよく遠くに富士山が望める。 じつはこの写真、別の日に撮ったものです。 今回撮ったものは富士山が写っておらずちょっと寂しい感じがしたので。 | |
これも別の日に撮ったものだが、道路反対側の山が大崩壊。 恐らく崩壊直後は道路側も土砂に埋もれていたと思われる。 まだ土砂の斜面に車一台分ぐらいの巨岩が引っかかってるのが恐ろしい。 今回通り過ぎた際も、山の斜面はこのまんまで、土砂の下の川は岩の隙間をちょろちょろ流れていた。 道路では災害復旧工事がおこなわれていて、少しばかり線形が変わっていた。 自然というのは本当に美しくも恐ろしくもある。 |
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