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鹿行大橋(国道354号線)

茨城県鉾田市〜行方市
2007・3・31来訪

日本で2番目に大きい湖である「霞ヶ浦」。
その一部に『北浦』と呼ばれる水域がある。
一般的に「霞ヶ浦」と呼ばれ、最も大きい面積を持つ「西浦」の西側に存在し
湖口から北へと細長く伸びる湖が「北浦」である。
上記で述べた通り「西浦=霞ヶ浦」と呼ばれる事が多いことから、
「北浦」もまた、単体の湖として扱われる事も多い。

「北浦」は単体でも水域面積36kmを持つわりかし大きな湖であり、
かつて、対岸地域との交流は船渡しによる水運のみが便りであった。

現在、北浦には4つの橋が架かっている。
そして今回、ピックアップするのは最も北側に位置する『鹿行大橋(ろっこうおおはし)』である。

北浦の東西両地域を結ぶ重要な国道橋のハズであるのだが・・・。

丁字路である。
画像の青看板にもあるように、R354はここを右折して土浦へと進む。
その青看板の斜め後にはもう一つオレンジの看板が。

画像にカーソルを当てて欲しい。

注意 鹿行大橋 14.0t×

だそうです。
丁字路を曲がると、またしても警告が。
少なくともここの時点では、ショボくれているが一応2車線の普通の道。
そして、橋の手前に来ると「コレでもかっ!」と言うぐらいに制限標識が立ち並ぶ。

・・・というか、確かに向こうに見える橋。

「アヤシイ。」
ハイハイ、キました。

鹿行ゲートの登場です。

明らかに一車線です。
絶対に大型ダンプ通れません。
普通車も慣れてない人は徐行しないと、ゲート通れません。

コレでいいのか、国道354号線。
コレがまた長いんだな、この橋。

延長415mです。

まあ、湖を渡る橋ですからね。
一応、2箇所 離合ポイントがあります。
交通量が少なければなんとか捌けそうですが、残念ながら引っ切り無しに車が来ます。
この場所まで歩いて来てますが、結構怖かったです。
一瞬、車が無くなった瞬簡にこの写真撮りましたが、実はすでに対岸では一台スタンバっています。

朝夕の渋滞は、さぞかし豪快な事になっている事でしょう。
迂回したくても、隣の北浦大橋まで10km近く離れてるし。
鹿行大橋、西詰です。
当然ゲートありです。
ゲートに付いているゴム製クッションはすでにボロボロ。
ちょっと気付いたのが、ゲート左側のコンクリ隗の下に車輪が付いている事。

更に難易度の高いゲートにする事も可能って事ですか?
この橋が出来たのが昭和43年。
例に漏れず高度経済成長真っ只中にできた橋って訳だ。
恐らく、この橋が出来た当初はまだ国道ではなく県道だったと思われるが、もうちょっとマシな橋を造れなかったモノだろうか?

北浦の南端を渡るR51神宮橋は昭和4年製と言う古橋でありながら、ギリギリ2車線程度はあったぞ。(それでも新神宮橋が出来るまでヘビーネックゾーンになっていたが)

取りあえず橋を渡れば、2車線復活です。
対岸に車が進入している為にマイクロバスが待機中。
綺麗な舗装路面が現れ、国道らしい姿に。
これにてR354のワンダラスゾーンは終了。


と言うのは甘い。
綺麗な2車線道路と小汚い舗装路が並びます。
そしてショボイ道の方は一方通行出口の為、直進不可。





酷道大好きな良い子の皆さんはもうお分かりですね。


当然、
小汚くて直進できない方が国道。
お隣の綺麗な県道を使って反対側へ回りました。

一方通行入口標識の隣に おにぎりまで立っちゃって
もう間違いなくここが国道。

素敵。
どうみてもご近所の裏道です。
一通出口を軽快にヤ○ルトおばちゃんの原付が走り去ります。
なんて長閑な光景。
癒し系酷道R354です。
まあ、鹿行大橋で泣きを見ますが。

ちなみに国土交通省もさすがに21世紀に一車線ロング橋梁が残っているのはマズイと思っているらしく、新・鹿行大橋を2008年共用開始を目指し、鋭意建設中であります。

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