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  DL LIBRARY  DD15DD16・DD20 

DD15 1〜46・301〜304  目次へ戻る



 DD151   611114 日車  新潟 → 65東新潟 → 72長岡 → 85東新潟 → 87長岡 → 960910廃車 




DD151

8906 新津



 DD15は総数50輌製造され、製造会社は全て日本車輌である。
第1次(1〜2号機)の特徴は、空気シリンダー方式でのウイング
開閉であったが不調でも有ったので、第2次車以降と同様に
油圧シリンダー方式に改造された。
    


 DD153   621110 日車  新潟 → 66東新潟 → 72長岡 → 950601廃車 




DD153

9004〜05 長岡



 第2次(3〜5号機)車で、試作的要素が強かった第1次車の
改良を行った。主な変更はウイングの開閉を空気→油圧シリンダー
に、また旋回窓は運転室への出入扉だけの設定から、前面
窓全てに設置され旋回窓は8枚となった。
    


 DD154   621120 日車  山形 → 73郡山 → 870207廃車 




DD154

920504 利府



 DD15は鉄道除雪の近代化を図るために、自走動力を持った
ディーゼル機関車で複線ラッセル方式として登場した。
東北線利府駅構内には、当時各種の交流電気機関車が
保存されて後に新幹線基地に移転となった。
(このDD15は保存されず解体された)
    


 DD155   621128 日車  新潟 → 68福知山 → 70豊岡 → 87福知山 → 890331廃車 




DD155

880501 和田山



DD15はDD13を基本に設計されており、ラッセルヘッドを外した
状態では、多くの旋回窓やキャブ上部に備えられた作業
ライトが特徴的な姿をしている。尚ランボードの白線はDD13と
比較すると50mm低く、白線が細く見える。
    


 DD159   630822 日車  敦賀一 → 87敦賀 → 87金沢 → 000331廃車 




DD159

000815 松任



第3次(6〜18号機)車で、このロットより新塗装仕様で登場
した。
    


 DD1510   630829 日車  敦賀一 → 87敦賀 → 95金沢 → 96福井 → 11敦賀 




DD1510

920812 敦賀



’11年の車両配置表では、DD15は7両在籍し全てJR西である。
その中でも最も若番で長寿な機関車である。
    


 DD1511   630905 日車  富山一 → 87富山 




DD1511

920812 富山



第3次からエンジンの排気を制輪子に導いて凍結防止を目的に
融雪装置が備えられた。又アイスカッターが装備されレール内側と
車輪のフランジ部分に氷着した雪を取り除く装置が付けられた。
    


 DD1513   630921 日車  富山一 → 87富山 




DD1513

890815 富山



トンネル等でのツララ切り装置が付けられた異色機であったが
後の’92年に会った時には取り除かれていた。
    


 DD1514   630926 日車  富山一 → 87富山 




DD1514

890815 富山



 DD15はシーズンオフにはラッセルヘッドを取り外して、入替機として
活躍する事も有って、そのヘッドを取り外すクレーンが後方に
見られる。






920812 富山



取り外されたヘッドはレール上の台車に乗せられて纏められ
ていた。
                   



 DD1515   631004 日車  新潟 → 64長岡一 → 66東新潟 → 66坂町 → 69富山一 → 71金沢 → 96松任 → 97金沢 → 10富山 




DD1515

890815 金沢



ラッセル除雪機には、DE10系のDE15が多く配置され活躍して
いるが、このDD15は誕生から約50年間も良く残っている。
その理由としては除雪業務は過酷では有るが、走行距離が
少なく又配置部署での整備が行き届き、使いやすい機関車で
あることが幸いしているようである。    


 DD1516   631010 日車  新潟 → 64直江津 → 66東新潟 → 87長岡 → 000601廃車 




DD1516

960501 坂町



DD15は全て複線形ラッセルとして製造されているが、16・17
号機の2輌は’68年に単線形に改造された。この16号機は
米坂線用などで活躍した。    


 DD1518   640210 日車  高岡 → 69富山一 → 87富山 → 96北陸 → 000331廃車 




DD1518

920812 富山



第3次車のラストでこの18号機よりATS-Sが新規製作時より
装備された。    


 DD1519   640907 日車  新潟 → 64長岡一 → 67東新潟・新津 → 67東新潟 → 68新津 → 72東新潟 → 87長岡 →960910廃車 




DD1519


960501 新津



第4次(19〜32号機)車で、除雪車輌が多く配置されていた
長岡では号車番号毎に(直江津・新津・小出・坂町・酒田等)
配置される機関車番号はほぼ決まっていた。
    


 DD1521   640919 日車  新潟 → 64長岡一 → 67東新潟・新津 → 67東新潟 → 68坂町 → 69新津 → 70酒田 → 71新津 →72長岡 →950601廃車 




DD1521


9004-05 長岡



長岡配属のラッセル除雪車のラッセルヘッドには機関車番号と
次位(1・2)が表記されていた。
    


 DD1531   641217 日車  福井 → 68金沢 → 96松任 → 97金沢 → 10富山 




DD1531


920812 金沢



JR西配属車両にはラッセルヘッドのテールライト部に、赤色円板が
付けられていた。
    


 DD1537   651009 日車  苗穂 → 66室蘭 → 70鷲別 → 72岩見沢二 → 861024廃車 




DD1537


991009 小樽



第5次(33〜46号機)車で0番代のラストグループである。
小樽記念館での保存車輌であるが、ラッセルヘッドには1・2位を
示す数字が大きく書かれている。    


 DD1540   651020 日車  敦賀一 → 66金沢 → 87敦賀 → 95金沢 → 96福井 → 030331廃車 




DD1540


010814 松任



第5次車より旋回窓(中央部)の大型化(φ300→400)が
図られた。
    


 DD1541   651025 日車  福知山 → 890331廃車 




DD1541


880501 和田山



第4次車(19号機)より正面ナンバープレート上部に手すりが
付けられた。
    


 DD1542   651028 日車  新潟 → 66東新潟 → 67酒田 → 68長岡 → 10年度廃車 




DD1542


040502 新津



第5次車の42〜46号機には、ラッセル操作の自動制御
(半自動)装置を装備した。この原理はATSと同様に、予め
線路内に地上子を設置し、除雪車には電波でチャッチする
車上子を搭載しウイング・フランジャー・アイスカッター等の作動を制御
する。
  


 DD1543   651102 日車  新潟 → 66酒田 → 68長岡 → 981105廃車 




DD1543

9004-05 長岡



 旧長岡機関区には多い時で、20輌を越す様々な除雪機関車
が配置され賑やかであった。機関区のラウンドハウスも外観が
木製で美しかった。



DD1543


961011 長岡



旧機関区から車輌基地が新たな場所へ移動新築された。
ラッセルヘッドの中央部には連結器が納められており、カバーを
外した状態である。
                   



 DD1544   651108 日車  新潟 → 66酒田 → 68長岡 → 10年度廃車 




DD1544


9004-05 長岡



現在もJR西では7輌を保有しているが、JR東では最後の
3両を長岡に配属されていたが、10年度に全て廃車となった。
 


 DD1545   651111 日車  新潟 → 66酒田 → 68長岡 → 000501廃車 




DD1545


8906 長岡



  DD15の最大長はDD13と同一で13.6Mであるが、冬姿では
21.2Mとなる。ラッセルヘッドは台車(車輪)が無いため、クレーンを
用いて搬入・取り付けが必要で着脱には手間がかかる。 


 DD1546   651117 日車  新潟 → 66新津 → 67酒田 → 68長岡 → 000501廃車 




DD1546


870502 長岡



 DD15 0番代のラストナンバー機で、後に300番代が4輌登場し
DD15の総数は50輌となった。
 


 DD15301   661201 日車  東新潟 → 66坂町 → 67直江津 → 69東新潟 → 71長岡 → 97新津・長岡 → 960910廃車 




DD15301

9004-05 長岡



 第6次車の4輌(301〜4)で、DD13同様に駆動系変更に伴い
300番代となった。この301号機はラッセル操作の全自動装置を
装着し、302〜4号機は準備工事のみ行なった。



DD15301


8906 長岡



旧長岡機関区(運転所)のラウンドハウスで休むDD15で
左から 301・46・3号機の姿。
                   


 DD15302   661118 日車  長野 → 78篠ノ井 → 88北長野 → 92長野 → 021210廃車 




DD15302

011117 篠ノ井



 篠ノ井機関区の片隅には、JR東所属除雪機(DL)の庫があり
DD16ラッセルと一緒に活躍していた。



DD15302


010314 篠ノ井



300番代の外観的な特徴は、キャブ屋根に取り付けられている
汽笛が2端側に飛び出すような形で付けられてる。
                   


             DD13 TOP

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