このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
大量生産でどこの模型屋で売られていた、エンドウの貨車シリーズです。 特徴は丈夫で安いこと。そもそも私が鉄道模型を始めるようになったのは、昭和43年母親とデパートのおもちゃ売り場出かけ、大人の背丈ほどあるショーケースの上から下までHO鉄道模型が並べられているのを見たのがきっかけです。生まれて初めて鉄道模型の存在を知りました。 昔は地方都市でさえ、デパートに行けば、必ずHOの鉄道模型売り場がありました。 しかし、プライスカードにつるされたそれら模型の一両一両の価格の高いこと。その中からやむなく一番安いエンドウの貨車を一両ずつ、毎月購入したのでした。 一両の価格は450円。当時は母から小遣いをもらっていましたから、たとえ450円でも決して安い買い物ではありませんでした。 最初に購入したのはツム1000(通風車)次にタム500(タンク車)そして急行便有蓋車ワム80000、四つ目が今回紹介するセムフ1000という順にそろえていきました。。 最初に購入した3両は何と中学生時代、加速度の実験で使わせてくれと、理科の先生にお願いされ、やむなく貸したところ、学習が終わって見るに耐えない潰れた姿で戻ってきました。 理科の先生いわく「ごめんこわれてしまって。」そのひとことだけでしたが、今の世の中では賠償問題に発展していたかもしれません。理科の先生にとって、鉄道模型はただの子どものおもちゃにすぎなかったのでしょう。 そんなわけで、上記の3両は早々に廃車になり、4番目に購入したセムフ1000が一番の先輩格になりました。最後に購入したミ10も、それから28年が経過してどの車輌もさびが浮いてきました。自由形電関と同じくボディーは、真鍮でなく鉄板でできているようです。 |
石炭積みの緩急車のセムフ1000です。 450円で購入しました。軸受けはプレス製でディテール表現は彫りが浅くのっぺりした感じです。 | |
真っ黒な貨物列車の中で、白く塗られた冷凍車はよいアクセントとなります。レム400です。購入は昭和50年です。写真ではハッキリしませんが、軸受けがダイカスト製に変更され、シャープなディテールになりました。息子のおもちゃに使われた時代があり、カプラーが破損してしまいました。980円でした。 | |
水運車ミ10です。他の貨車にはない変わった形状が気に入って購入しました。水を出す蛇口周りも感じがいいです。ところで何のためにどこへ水を運んだのでしょう?水運車に詳しい方ご教示願います。本物の水運車も見たことがありません。昭和52年に1500円で購入しました。 | |
上がセムフ1000の下まわり、下がミ10の下まわりです。製品が改良されているのがわかります。 ミ10は軸受けに切れ込みが入り、ころがりがよくなるようになっています。 カプラーには復元バネがつき自動連結が可能になっています。 | |
ボディーが紺色の高速コンテナ、コキフ10000です。東海道筋ではEF66がさっそうと牽引していて、EF60やEH10の牽引する普通コンテナのコキ5500形とは、塗装も(茶色)台車も違い特別な存在でした。 エンドウでは普通コンテナのコキ5500、その緩急車のコキフ5500、高速コンテナのコキ10000そしてコキフ10000とすべてそろっていました。しかも冷凍コンテナ積み仕様もあり、好みに応じて車種を選べました。コンテナは爪を起こせば、簡単に取り外し可能です。「戸口から戸口へ」懐かしいキャッチコピーです。 | |
オールスター勢揃いです。コンテナ車は先に紹介したED66形電機に牽かせるつもりで購入したのですが、資金の制約があって、結局一両だけの増備に終わりました。一般型の貨車はこれ以外に怪しげな自由形貨車を数量配備し、EB45やEB10に牽かせて運転を楽しみました。 |
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