このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

EB10 天賞堂 平成2年製品
 
EB10は気に入っている機関車です。購入は平成の世になってから。30年前の鉄道模型を紹介するという趣旨に反するものですが、もともと、昭和37年に発売されたモデルの復刻版ですから、イレギュラー承知で紹介することにします。。
購入は名古屋の安井模型。あの気さくな名古屋弁のおやじさんに「いい模型がでたで。」と勧められました。手に取ってみると、平成の復刻版だけあって、随所がリニューアルされています。値段は当時を大幅に上回る、16,000円でした。それでも他の天賞堂機関車に比べれば何分の一という安さです。
私がはじめてこのモデルを目にしたのは、昭和46年。その当時は2,900円でした。このときのEB10は、べーカーカプラー装備で、パンタは安物。赤や青塗装の変わり種もあり、本物のEB10を知らなかった私は、てっきり天賞堂の自由形バージョンだと思いました。
当時購入しなかった最大の理由は、ボディーがプラスチック製だったこと。HOモデルのプラスチック製は、真鍮製より低く見られ、あのころは人気がありませんでした。
時代は移って、平成の世になると、ナインゲージでプラ製の上質なモデルがたくさん発売され、プラへの偏見がなくなって、私の鉄道への入線となったわけです。
サイドビュー。ぶどう色1号のペイントの渋さが魅力です。プラ製のため、彫りの深さはかなりのものです。ケーディーカプラーが標準装備なのがさすが天賞堂です。

上から見てみます。パンタはPS14このモデルのために新規製作された上質なものです。パンタの堂々とした姿が、ロコ全体を引き締めます。
ほこりが入らないようにギヤボックスがプレートで隠されているのが気に入っています。台車はフレームだけの完全なダミーです。全軸駆動だけにEB45同様、客車10両を引けてオーバークロスも難なく上がりました。走行音も静かです。
他の天賞堂の製品と同じようにあこがれの銀箱に納まっています。。白黒写真を配したパッケージのデザインは昭和37年当時のものをそのまま復刻しています。

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