ウソ駅 2/2
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【昭和46年 江ノ電長谷駅】 ウソ駅の私鉄版であります。 昭和46年夏の江ノ電長谷駅。 発車していく電車は前照灯一つ時代の305形。 ホームのl琺瑯駅名標も懐かしいアクセサリーです。 長谷駅ホームでの撮影は真実ですが,撮影は平成19年の夏。 江ノ電では古株の305系電車がやってきたので,喜んでカメラを向けました。 305形電車は左右の腰に前照灯をつけていましたが,それを消しておでこに一つ前照灯を合成しました。 |
【昭和46年 江ノ電長谷駅】 もう一枚江ノ電の長谷駅での一枚です。 電車はバス窓が美しい305形。 そして木造のホーム上屋には「はせ」の毛書体の駅名標が・・・ そう言えば平成の世の中になって,毛書体の看板は街で見かけなくなりました。 こちらも平成19年夏に長谷駅で撮影したものです。 305形電車には屋根に冷房装置が搭載されていましたので,それを塗りつぶしました。 「はせ」の駅名標は本物を貼りつけました。 江ノ島駅のショーウインドウに飾られていたものであります。 |
【昭和33年 尾久客車区 特急(はつかり)】 東北地方初の特急列車である(はつかり)のスハフ43であります。 (はつかり)に転用されてから,ブルーの車体に白い帯が二本入った新塗装になりました。 客車区で長駆青森までの運用を前に,車内整備中の一こまであります。 実は,真っ赤なうそであります。みなさまご存じの大井川鉄道は新金谷での撮影です。 (はつかり)のバックサインは,大阪の交通科学館に展示されていたものを撮影し,貼りつけました。 バックサインの地は黄色であります。 |
【昭和39年 尾久客車区 急行(十和田)】 もう一枚尾久客車区での一枚です。 スハフ43の急行編成が留置された脇で,入れ替え用のC10が整備を受けています。 というのはウソで,これも新金谷での一枚。 大井川鉄道はウソ駅のネタになる被写体がゴロゴロしています。 この写真も現代的なものが入らないように気をつけて撮影すれば,たちまち昭和の国鉄の風景が再現できます。 平成19年に撮影した,白黒変換以外まったく細工を施していない一枚です。 |
【昭和33年 青森駅 特急(はつかり)】 またもや,特急(はつかり)の登場です。 北の終着駅青森でくつろぐ(はつかり)の編成。 ホームには客車列車が横付けされて,連絡船への乗り換え客はおおかた出払ったようです。 東京対北海道の旅客輸送はまだほとんど国鉄が受け持っていた時代です。 というのは真っ赤なウソで,またもや大井川鉄道新金谷駅で平成19年に撮影した一こまを細工しました。 スハフ42の窓がアルミサッシなのは,時代設定がおかしく, まるで安っぽいテレビドラマの一枚のような出来になりました。 |
【昭和33年 千葉気動車区 準急(犬吠)】 千葉気動車区に大量に配置された,キハ17形による準急(犬吠)。 キハ17の塗色は旧気動車色をまとっています。 それにしてもヘッドマークが大きく,武骨なこと。 千葉の漁師の豪快さを表しているのでしょうか。 というのは,全くのウソであります。 撮影場所は飯田線は中部天竜の佐久間レールパーク。 そこに展示されている旧気動車色のキハ10に細工を加えた代物です。 千葉の気動車準急に興味を覚え,雑誌を見ながらヘッドマークを自作し,貼りつけました。 |
【昭和47年 木更津駅 快速(青い海)】 昭和47年,内房線・外房線の全線電化が開通し,183系特急電車が華々しくデビウしました。 快速電車も設定されその名も(青い海)(白い砂)。 この快速電車には113系スカ色が充当されました。 写真は木更津駅に到着する113系10連の快速(青い海)です。 というのはウソで,現場こそ木更津駅ですが,撮影は平成20年。 千葉にはまだ113系スカ色が健在で,その撮影に千葉に赴いたときの一枚です。 千葉地区では最長編成となる,木更津折り返しの10連。 113系の全盛時代の面影を今に伝えています。 |
【昭和48年 神田駅 101系中央線電車】 昭和48年,中央線に101系電車がまだ幅を利かせていたころの一枚。 宵の口,ネオンがともりはじめた神田駅での撮影です。 中央線はついこの前まで,この101系の流れをくんだ201系電車が健在で,同じような眺めが見られました。 昭和のおじさんには,東京の通勤電車というと101系や103系電車が一番ピーンと来ます。 鉄道博物館で撮影した101系電車のバックに, 神田駅で撮影した夜景をかぶせたお気軽ウソ駅です。 実際,神田駅の中央線ホームでは電車と夜景との位置関係があべこべになり, でっちあげ写真もいいところです。 お粗末な一枚を失礼しました。 |