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05年11月

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146. 11/29 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  意外に身近に仲間

145. 11/27 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  世間はいよいよクリスマス

144. 11/24 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  こよいひととき、いい夢を

143. 11/23 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  新幹線は40年、湖東線電化は50年

142. 11/21 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  滋賀は湖西線以外全部地平駅

141. 11/20 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大垣行きは向かいのホームに入ります

140. 11/17 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  やっぱり年末は多いか

139. 11/15 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  目覚まし時計

138. 11/14 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  接続を取ります

137. 11/12 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  ホーム上屋延長希望

136. 11/9  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  外側を走ってこそ優等列車

135. 11/7  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  車掌はわだらんです。終点までご案内します。

134. 11/6  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  踊る指差呼称

133. 11/3  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  目に訴えるって、大事なことだ

132. 11/2  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  看板車両が東奔西走

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  意外に身近に仲間

 

11/29

鉄道を趣味とする人間は、ある一定のレベルを超えると、自分の得意な分野に分かれていく。

子供の頃はまず見ることから始まって、乗り鉄だの、撮り鉄だのと言われるようになる。

わだらんのような、運用ヲタは珍しいと思いこんでいたのだが、ネットの世界では実は結構運用を見ているヲタがいて、

たとえば、わだらんが直接見ることのできない早朝の西明石発播州赤穂行きなどといった列車も、ネット上で運用番号を教えてくれたりする。

見ず知らずの相手から情報をもらえるのはうれしいことだ。

しかし、世の中不思議なもので、勤務先の同僚に、同じ運用ヲタがいる、というのが最近わかった。

しかも、彼は同じアーバン内で、わだらんがいつも利用するのと同じ車両 を追いかける、が別路線での運用ヲタなのだ。

そもそも運用ヲタ自体、おかしな仕草の多い、危ない連中。

そんなヲタが身近にいるというのには、ちと驚いた。

 

運用ヲタは、身近な車両が対照である。

単なる地元の、いつも当たり前に走っている電車が追っかけの対象になるというのはおそらく一般人には理解できなかろう。

まぁ、所詮は趣味の世界である。

人それぞれ、我の世界に入り込んで楽しんでいるわけだから、他人に迷惑をかけさえしなければ、それはそれでいうと思う。

 

707Mは順調に走り、わだらんはいつものように神崎川の鉄橋で目が覚める。

間もなく新大阪、と思ったとたん、新大阪場内で停止。

まるで東淀川に停まったようである。

車掌や運転士が車内に状況説明。

上淀川橋梁で人影を発見したので、現在安全確認中、とのこと。

朝から人騒がせ、というか、迷惑そのものである。

結局その後大きな影響なく7分遅れで大阪駅に着いたものの、鉄橋付近をうろうろしていた者が、わだらんと同類のヲタでないことを願いたい。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  世間はいよいよクリスマス

 

11/27

次の正月は年賀状を無礼するので、喪中の知らせを作り、京都中央局へ出しに行った。夕方のことである。

京都の駅前は人もバスもそして一般車も大騒ぎ。

あれでバスに定時運転しろ、というのが酷な話だが、乗客からすれば迷惑この上ない話で、本当に何とかならないものか、と思う。

そもそも京都駅に一般車が入ることがおかしい、などというと極論だが、あれではせっかくの観光地のいい印象も飛んでしまうのではなかろうか。

 

まぁ、いなかの野洲の駅でも一般車の集中というのは時として起こる。

結構、キス&ライドの車が多く、さらには通学の高校生の送迎などもあってほんのわずかの時間であるが車が並ぶことがある。

まだ我慢できる程度のものだし、常時でないわけではあるから、京都のようになることはないだろうが、まだこの先市街地化が進むであろう南草津や草津あたりはちょっと気がかりである。

そんな小さな野洲駅にもロータリーがあって、ちょっとした木が植えてあるが、今はすっかりクリスマスのぴかぴか飾りになっている。

もう世間はすっかりクリスマスの雰囲気である。

電車からも電照飾りをした家を見かけるし、おけいはん大津線703-704の電車は、側面にクリスマスツリーの電照を付けて走っている。

なんとも不思議な電車である。近くで見るより少し離れた方がきれいかな。

 

そんな夕方、わだらんの乗ったある下り電車、既に薄暗くなってきたが、まだ運転士氏はブラインドを降ろさない。

石山で小さな子供が乗ってきて、運転台仕切扉前に立って薄暮の中を一生懸命前を見て親に話しかけている。

子供には223系は何でも新快速なのだ、まぁそれはよいとして。

大津に着くと、その運転士氏、子供の姿を見て、自分の後ろだけブラインドを下ろし、助手席側に加えて扉部分はあけたまま。

ひょっとすると規則違反かもしれないのだが、そんなちょっとした心配りのできる鉄道マンが電車好きな子供たちにやさしいサンタさんでありますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  こよいひととき、いい夢を

 

11/24

19:41に大阪駅9/10番ホームに上がると、なにやら不思議な集団。

大量の女子高校生が、ホームにうろうろ。

みんなおそろいの某テーマパークの大きなみやげバック。

修学旅行か、そうか、日本海に乗って帰るのだな。

日本海に乗るくらいだから、当然山形か秋田の高校生か。

昔から日本海は団体利用が多く、波動が激しい、と言う。

確かに修学旅行のシーズンは増結などもあるし、波動とはいえ、利用客がいるのはいいことだ。

 

修学旅行で、寝台を使えるのはある意味贅沢かも知れない。

例えば関西から九州は新幹線や飛行機だろうし、ましてや最近は海外への修学旅行も増えている中、修学旅行で夜行などというのは一部の地域のみではないだろうか。

逆に、今の世の中、夜行で動く、という機会自体が減っているのだろう。

昔はちょっとした距離、例えば広島−米子や、大阪−富山なんぞでも夜行列車があったものだが、いまやこの距離では夜行は成立しない。

片道3時間ではみんな昼間に動くわな。

と思っていたら、JR東海バスが浜松静岡−東京の夜行バスを出すようだ。

もともとバス1台の輸送力は大きくないから、列車が成立しなくても十分バスなら成立するのだが、またえらく短い夜行を出すものだ。

もっとも対東京なので、それなりに需要はあるだろうが。

 

わだらんは19:41に最後尾扉の列4人目に並んで、かろうじて大阪着席。

そしていつものように熟睡。まるで夜行列車のようなものだ。

あの高校生たちは列車の中でいい夢を見られるだろうか?

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  新幹線は40年、湖東線電化は50年

 

11/23

勤労感謝の日なので、自分に感謝しなければ、などと訳の分からないことを思いつつ、山科の図書館へ行ってきた。

先日ネットで京都市のページを見ていたときに、偶然山科図書館で鉄道ファンの「やましなものがたり」の写真展をやっている、というのを見つけ、気になっていたものだ。

写真展自体は鉄道ファンに掲載されたものばかりで、目新しいものではないが、いまの山科区の住民に、「かつて山科駅は勧修寺のそばにあった」などと話をしても、何のことだが、全くわからないだろう。

今ではすっかり見通しがきかなくなったが、昔は疎水にあがれば、現東海道線に加えて、旧線の築堤もよく見えたのだろう、と思う。

名神高速の工事誌をちらっと見たことがあるが、残念ながら、旧東海道線の築堤上のいにしえの姿の写真はなかった。

 

山科駅へ戻ると、下りホームの東端にカメラマンが数名。

3268Mの先頭でかぶりつきながら見ていると、さらに、大津にも、膳所にも三脚を立ててカメラマンがいる。

何か来るのかな、と思っていると、石山1番線にEF65に牽かれたトワイライトが待避していた。

確かにEF65のトワイライト編成は珍しいなぁ、と思いつつ、今の列車写真は50年後にはどんなふうに見られるだろうか。

 

野洲に着くと、下りに出庫回送の12連223系が入ってきた。

こんな時間に下りの回送があったかな?と見ていたところ、本来長浜始発の3281Mが野洲仕立てになっていた。

さては3281M、遅れていて、3283Mと列車順序を交換したらしい。

こんな運用変更は記録しても50年もたてば意味をなさぬまい。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  滋賀は湖西線以外全部地平駅

 

11/21

帰りがけ、立ち寄るところのついでに、阪急グランドビルに上がってみた。

大阪駅が上から見渡せて、なんとも気分がいい。

3512M入線だの、3510M到着だの、と自分の普段の行動を、高い空の上から眺めているようで、いつもと違った不思議な感覚である。

今は上り内側にあたる、7/8番ホームの南側に中線跡があるので、上から7番線のホームの様子がよく見える。

次に7/8番が動くと、上からホーム上の乗客を見ることはできなくなるが。

 

いずれにせよ、近い将来大阪駅にドーム屋根がかかると、今のように大阪駅を上から見下ろすことはできなくなる、であろう。

もちろん、今度は跨線橋から駅を見渡すという楽しみはできるのだが、今のように阪急グランドビルやACTY大阪から駅を見下ろすことはおそらく無理だと思われる。

今のうちにいろいろ見ておこう、と思う。

 

まもなく福知山が連続高架になる。来年春には姫路も控えている。

そういえば、東海道線大阪以東の西日本区間では、高架工事なるものがない。

駅舎の改築もほとんど終わり、線路配置など変化に乏しい。

米原の駅舎改造が近日始まるが、主に線路の上にかかった駅舎の改装で配線やホーム位置に変更はない。

まぁ、既に完成された路線、ということか。

 

野洲と篠原の間に新駅を作る構想がある。

現在道路の立体化工事を行っている、田んぼの真ん中である。

工業団地に近く、かつ旧中主町の玄関にあたる場所になる。

もちろん、駅があればある一定の固定客は期待できるだろうが、ただ、野洲に比べて新駅は列車本数がかなり少ないので、利便性でどこまで野洲利用客が新駅に移行するだろうか。

きょうも3528Mが野洲につくと、大量に828Tに乗り換え客が動く。

篠原や安土が最寄りでも、足のある人間は野洲や近江八幡に車なりバイクなりをきっと置いているのだろう。

 

ダイヤもパターンが確立され、駅も変わり様のない、成熟した路線。

新駅も、そして小規模駅も、このさき大きく発展するとは思えないが、それはそれでよしとしよう。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大垣行きは向かいのホームに入ります

 

11/20

18日の金曜日、ふと思い立って清水寺の夜間拝観へ行ってきた。

紅葉はいまいちで、正直胸躍る、とまでは感動がなく、残念であった。

が、帰りがけに通りがかった高台寺が同じように夜間拝観をしており、庭園の池に写る木々の緑や赤黄色はまさに幻想的であった。

美しいものに涙が出る、ちょっと異空間のひととき。

 

今年の紅葉は全体によくないらしい。

なにしろ、9月10月が暖かかったので、色づきが悪いそうだ。

とはいっても、この数日、急に寒くなった。

北の方では平地で雪になっているそうだし、野洲でも朝晩吹く風は相当冷たい。

 

さて、高台寺から祇園に出て、市バス206で京都駅に戻る。

2番線に降りると、ちょうど21:29の3530Mが出たところだった。

そのあとの電車は大垣行き832Tである。

221系の10両編成で、後ろより車両なら京都乗車でもその場で着席できる。

 

この832Tは不思議な電車である。後続の3532M野洲行き新快速を草津で待避し、野洲には新快速先着となるのである。

いつからこのダイヤになっているのか、わだらんはあまり記憶がないのだが、ただ、3532Mは野洲2番到着後ホーム折り返しで3541Mになるし、

832Tのすぐ前を貨物1080列車がいるので、832Tが野洲まで逃げるのが難しいのかもしれない。

不思議なもので、新快速3532Mは草津で大垣行き接続と案内するのだが、草津で乗り換える人間はほとんどなく、みんな野洲で乗り換える。

狭い野洲の上りホームはしばし乗客がたまる。

みんな習性で、野洲ゆき新快速なら野洲で普通電車がいる、と思いこんでいるのだろう、と思う。

 

832Tは草津でしばし停車。今夜も急に冷え込んで風が冷たい。

丸い帽子のレチさん、足下がとっても寒そうで、ちょっとかわいそう。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  やっぱり年末は多いか

 

11/17

大阪駅御堂筋口を駆け上がったのが18:52。

ちょうど3512Mが出発して行くところで、この時間ならまだ12両先頭位置で列の先頭に並ぶことができる。

つまり、次発の19:00発3514Mは8両で、既に長い列ができているが、19:15発を狙う人間はまだおらず、12両の長い編成のため、12号車位置に並ぶと待つ時間を我慢すれば、着席できるわけだ。

そしていつものように大阪駅で着席したあとはすぐに熟睡。

ところが、である。目が覚めた山科で、車掌が「この先運転見合わせ」などと言っている。iモードでJR西の運転情報を覗くと、「栗東駅で人身事故」などと書いてある。

19:15頃とあるが、該当はなんだったのだろう?

 

結局乗っている3516Mは大津で停車。

指令はしきりに各列車とやりとりをしているが、肝心の運転再開見込みや各駅での抑止状況はさっぱりわからず、車掌も大変だろう、と思う。

結局大津で45分、膳所で10分の大停車。それでも、膳所からは比較的走れて、草津の機外停車もなく、野洲にはほぼ60分遅れの21:12着。

しかも野洲では816Tの接続までついていた。

大津での抑止中に車内はずいぶん静かになった。

石山の人間なら京阪に流れただろうし、草津でも自宅の迎え車があれば、京阪でとっととどこかまで行ってしまうのだろう。

近江大橋を渡れば、膳所と瀬田は隣町である。

もっとも車に頼らなければならない鉄道とは、なんたる情けないものか、と思うが。

 

そんなわけで久しぶりにダイヤの大乱れにつきあわされてしまった。

最近、本当に人身事故が多い、と思う。

嫌な世相になったものだ。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  目覚まし時計

 

11/15

2chのあるスレッドにわだらんは常駐しているのだが、そのスレに野洲市民が他に3名もいる、とわかってちょっと驚いた。

野洲駅は小さい駅ではあるが、毎日12,000人が乗車するわけだから、12,000人のうちに2ch者がいてもおかしくはないわけだが、まぁもの好きもいるものだ、とは思う。

何せ地元密着の野洲図書館ですら、鉄道ファンだのダイヤ情報だのを借りている人間は常時いるし、

前にちょっと書いた「世界の鉄道」などという一般人から見ればどこがおもしろいのだかさっぱりわからないような本でもわだらんの他に借りる人間がいるようなので、

まぁ世の中広いのだか狭いのだか。

 

707Mはいつものように草津で席が埋まる。

マイシートのわだらんは、草津で隣に座る人間を見て、そののち自然に眠りに落ちることが多い。

もっともたいてい顔は決まっているし、どうせ隣を気にせず寝ているのだから、どうでもいい話だが。

 

今日も今日とて、気持ちよく睡眠に入ったそのとき、目覚ましで目が覚めた。

防護無線の「ぴぴぴぴ」音である。

おそらく普通の乗客には何かの警報音としか聞こえないのだろうが、どうもわだらんはこの防護無線に敏感である。

で、電車は急停止。周囲はまだ真っ暗で景色は見えないが、車体の傾きからちょうど狼川橋梁への上り坂途中であろう、とはすぐわかった。

無線がしきりに鳴いているのだが、詳しいことまでは聞き取れない。

かといって席を立って車掌室前まで行く元気もない。

少なくとも車掌は車掌室にいるよう(見たわけではないが)なので、この列車が何かの当事者ではないようだ。

やがて運転士を呼び出すブザー音と、会話があって、「野洲で人身事故がありましたが、この列車は支障がないので出発いたします」

とのアナウンス。そして707Mはふたたび走り出す。石山5分延であった。

 

詳しい状況はわからないが、野洲篠原間で事故があったようだ。

あとから新聞を読むと、上り貨物(1074レのようだ)があてられたらしい。

ラッシュの早い野洲駅はかなり混乱していただろうし、

びわこEXPが遅れると折り返しのサンダーバードにも影響が出るし、どうだったのだろう。

そういえば野洲市民の2ch者は騒動に巻き込まれなかったのだろうか?

どうも年末近くになってまた人身事故が増えている。困ったものだ。

 

奇しくもわだらんの現在愛用している目覚まし時計、ちょっと音は違うが、「ぴぴぴぴ」と鳴る。

世の中には「じりじり」と目覚ましが鳴って、確認ボタンを押すと「きんこんきんこん」と鳴る目覚まし時計もあるようだが(ATS装置のあだ名でなく、本当にあるそうだ)、

少なくとも防護無線発報などという物騒な目覚ましを電車の中で聞きたくはないなぁ。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  接続を取ります

 

11/13

12日土曜日、堺へ行こうと思い、11:05発の3235Mに乗る。

野洲始発の新快速は2番線で740Tから直接折り返し。

12両編成は先頭1号車が階段から遠く、ちょっと難儀。

 

定刻に出た3235Mは、草津の場内で黄現示によって減速。

4番に入って草津京都は内側線。草津の出発はすでに青。

ちょっと気になることがあった。

草津に入る手前、進行左側に草津線電車が見えていたのである。

5349Mであろう、定刻なら3235Mを草津で待っているはずである。

 

3235Mがホームに入りドア扱いする。

いつものタイミングならさあドア閉め、というところで、「3235M車掌さん、草津線接続を取りま〜す」

とのホーム駅員のアナウンス。わだらんは内心ほっとする。

案の定草津線から大量の乗車があり、3235Mは2分延。

でも、これくらいの遅れならいつものことだ。

きちんと乗り換えできる方が、

わずかの遅れを気にするよりよほどいい。

そういえば「接続を取る」というのは業界用語だろうか?

 

さて、13日朝のことである。

車内で急病人の発生した3210Mは京都7分延。

草津に着いたときには既に9:24を過ぎていた。

草津駅では「草津線乗り換えの方はお急ぎ...」と繰り返している。

草津線ホームにいるとよく「遅れ新快速の接続を取ります」と聞く。

今日の5334Mも同様だっただろうし、おそらく昨日の5340Mも遅れ新快速を待っていたのだろう。

そして出発が遅れ、石部で5349Mは待ちぼうけをくらい、草津到着が遅れ、3235Mが遅れる、と。

風が吹けば桶屋が儲かるらしいが、ことほど左様に新快速、いや本線区間のダイヤは微妙なバランスの上に立っているわけだ。

 

今日も摂津本山で昼間人身事故があったようだ。

あまりバランスを崩すようなことがどうか続きませんように

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  ホーム上屋延長希望

 

11/12

冷たい雨の降る季節になった。

11日の金曜日、雨の中、18:38に大阪駅9/10ホームに上がる。

まだ、18:37発の3510Mは在線、客扱い中。助かった。

これで、18:45の3512Mに先頭で並ぶことが出来た。

大阪駅で3510Mの在線中に3512Mを待つのはなかなかいいことで、比較的混雑する8両の新快速であっても、先頭ならまず座れる。

 

3510Mが4分延で大阪を出発し、隣りの8番ホームは814Tが客扱い中。

やがて3512M入線。814Tが出ていく頃、わだらんは3512Mに着席。

既に226Cは出発しており、新大阪で814T待避と思われる。

これはうまくすると226Cとこの3512Mの同時発車か、などと期待するも、座ったとたんわだらんは夢の中に落ちてしまい、新大阪どころか淀川も記憶にない。

高槻で窓側乗客(おねえさん+だったが)に起こされ見ると2分延のまま。

ということは高槻では814Tより前に入線したはずだが、どこで抜いていたのやら。

 

列車順序が乱れている割には、京都での大きな混乱もなく、3512Mはたんたんと進んでいく。

おねえさんレチの「お詫びします」はいいとして、なんで大阪駅普通電車の車両点検のために外側電車が大阪到着に遅れるのかいな、と突っ込みを入れたくなるが、まぁ深く考えないでおこう。

外は雨だし、なにか天候の影響もあるのだろう。

 

草津を出ると、先行列車に頭を押さえられ、がくんとスピードが落ちる。

野洲には結局6分延。3番着(通常2番)で、まだ2番には810Tがいた。

これが先行列車だったのだろう。

野洲の狭い上りホームは乗客で一杯。

上屋が短く、屋根下に乗客が集中して結構な混雑である。

もともとこの時間普通電車は30分空く上に、ダイヤが乱れていて、ちょっとした祭り。

8/8ほどではないにしろ、野洲駅には珍しい光景。

しかも812Tは20分ほど遅れているようで、まだ到着まで15分もある。

その間に3512Mは到着するだろうし、ますます人が増える。

みなさん、無事に電車に乗れたのだろうか?

 

改札を抜け、駅の外側の道路に出ると、駅構内が見える。

ちょうど3512Mが引き上げて行くところだった。

早く乱れが収束して、いつもの静かな野洲駅に戻りますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  外側を走ってこそ優等列車

 

11/9

大阪11番線−新大阪12番線−高槻2番線通過−京都0番線、と「雷鳥」や「しなの」は走っていく。

大阪と京都構内の一部以外、基本的に分岐による制限はなく、気持ちよく走っていく。

 

淀川区のはずれに行くところがあり、加島から帰宅。

尼崎へ一旦戻り、新快速に尼崎から乗車。

着席の難しい大阪21:00の3530Mに、大阪で難なく座ることができた。

 

しかし、新快速は特急のようにのびのびとは走れない。

大阪9番から内側へ、新大阪13番から外側へ振られ、高槻3番入出で60制限を受け、京都も2番と寄り道ばかり。

山科場内は45制限で黄色現示のおまけつき。

立ち客の多い新快速故、できれば大きな揺れは勘弁してほしいものだが、現状ののりば構成では致し方あるまい。

 

さらに3530Mは草津第一場内で内側へ60制限を受ける。

先行830Tは草津第二場内で内側から外側6番へ転線。

6番を押さえられた3530Mは草津5番へと回される。

草津線へ階段なし乗り換えの理想的なパターンだが、これも草津手前で大きな揺れの発生となってしまう。

さらに草津出発も75制限とおまけつき。

座っている身にはなんら問題はないが、酔っぱらったまま立っているおじさんには、ちょっとつらいか。

 

そうやって寄り道を繰り返しながら進んでいくうち、3530Mの車内もすこしずつ静かになっていく。

野洲で編成後半は立ち客がほとんどなくなる。

草津を出ると、あとは米原進入まで分岐の制限なし。

がんばって走らないと、後ろからはるかが追ってくる。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  車掌はわだらんです。終点までご案内します。

 

11/7

今年の三月のことである。野洲駅で切符を買い、自宅へ戻った。

その後、カード会社から突然電話があり、駅へ連絡してくれ、という。

出向いてみると、発券に間違いがあり、再度切符を作る、という。

クレジットカードで切符を買っておくと、こんなこともあるものだ、と妙に感心したものだ。

そのときの発券の間違いについては、本人の名誉のため伏せておくがそんなこともあって、とある駅員氏と親しく話をすることができた。

ところが、最近、その姿を見かけなくなった。どこか支社内の別の駅に移動でもしたのか、と軽く考えていた。

 

いつものように707Mのマイシートに座っていると、いつものように草津で座席が埋まる。

で、まったくの偶然なのだろうが、今日の私の横に座った男性は、件の駅員氏であった。

聞くと、車掌への研修中で、きょうもこれから研修施設に通うところだ、という。なるほど、それで最近姿を見なかったわけだ。

 

駅員氏と世間話をするのは、今日が初めてである。

彼はわだらんを業界人だと思っていたらしい。

まぁ、旅客指令の一斉同報を聞くような乗客はいないだろうし、また、野洲は某私鉄が宅地開発をした関係で、私鉄の関係者も多い。

そんなわけで、わだらんは趣味の世界で、などというと、不思議そうな顔をする。

まぁ、同業者なら、きっと見方も違うだろうし、第一評論家たるもの、第三者的にものを見ることができねば失格だろう。

わだらんは冷静に外から見ていることができるだろうか。

 

近日、件の駅員氏が乗務する列車に乗り合わすことができたら、またいろいろと話をきかせてもらおう、と思う。

何より無事故でありますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  踊る指差呼称

 

11/6

5日の土曜日、午前中自宅のパソコンで資料整理をしていたが、あまりにいい天気で、突然

出かけたくなった。といっても、日が傾く前に家に戻る必要があり、遠出はできない。

そう、こんなときはおけいはん800に乗ろう。野洲−京都(−大阪)の定期を持っているわだらんは、230円の京阪膳所−京阪山科のみの出費で、おけいはん800に乗れる。

この電車、とにかくすごい電車で、わだらんのお気に入り。

大津駅から上栄町駅まで歩けば、もう少し出費は安いのだが、まずは浜大津出発時の警笛を聞かねば、800に乗る意味がない。

 

しかし、この大津線、いろいろな意味でいい電車、いい鉄道だと思う。

最近路面電車だのLRTだの、言葉のブームではあるが、この大津線こそ立派なLRTだと胸を張って推薦したい。

本当にライトレール、でも中身は安っぽくない、立派な電車。

http://www.keihan-o2.com/

なんぞを読んでいると、これぞ鉄道マン、と感動してしまう。地元に愛されるよう努力して、利用者も県と市も応援している。

なんとすばらしいことだろうか、と思う。

大津線サイトを読んでいると、「どうぞかぶりつきをしてください」趣旨の文面がある。

確かに大津線の、特に京津線の運転はいろいろとすべきこと多い中で、後ろから見られていて恥ずかしくない、と感じさせる自信たっぷりでかつきびきびとした動作を見ることができる。

見ていて飽きないし、本当に安心して乗っていることができる。

 

石山から膳所まで、某T電に乗る。米原のとある乗務員氏、まさに踊る指差呼称。

後ろのギャラリーを意識してかしなくてか、スタフを指す指先が、信号を指す指先が、踊っている。

呼称のトーンも音階つき。こういう運転士氏の動作を見ている乗客は、きっと楽しく、電車に気持ちよく乗ってもらえるのだろうな、と思う。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  目に訴えるって、大事なことだ

 

11/3

昼間、偶然テレビをつけると、「京都−野洲 人身事故で運転見合わせ」というテロップが流れた。

テレビをつけたら出てきたので、ほんとの偶然である。

が、そうなるとまた野次馬根性が出てしまう。野洲駅へと急ぐ。休日昼間ということもあって、駅は比較的落ち着いていた。

事故後約1時間がたっていて、ちょうど運転再開後の上り電車が続けて到着し、乗客が次々降りてくる。

下りは折り返しの電車もなく、間引きの状態。

出発順序もころころ変わるが、実際乗客からすれば、次の電車が何時の電車かより次の電車が何時に来るかのほうが大事であって、

遅れた電車が何分発の電車かまで案内する必要もなかろうに、と思う。

 

そんな中、改札前でとある光景を目撃してしまった。

二十歳前くらいであろう、かれんな女の子がメモ紙に「電車が遅れているようですが、相生駅に行くにはどうすればいいですか」(だったはず)と書いて、改札窓口に聞いていた。

改札窓口の駅員は「人身事故、一番線電車」と書いて案内していたが、口頭で案内したことが、その女の子が理解できたかどうかはわからない。

その後電車がダイヤ通りに走っているわけでないので、その女の子が新快速に乗れたかどうかはわからない。

その女の子がホームに降りてすぐに来た電車は遅れのT電であったので、あえて言うと、紙に「後続の電車」みたいなことを書いてあげれば親切なのに、などとちょっとお節介を考えてみる。

バリアフリーというと、どうしても車椅子、がすぐに思いつくし、実際バリアフリー対策といえばすぐにエレベータだの段差なくしだの、となる。

でも、身体障害者(あえてこう書く)には、目の見えない人、耳の聞こえない人もいるわけであって、本当のバリアフリーというのは、そういう人のことも考えなくてはいけないのに、と気がついた。

 

例えば、今の野洲駅、ホームに降りると、次に来る電車が何かわからない。

少なくとも耳の聞こえる人なら、駅員のアナウンスや接近放送を聞けるが、耳の聞こえない人は、電車がきてはじめてわかる。

そう考えると、今ホームに取り付け工事をしている発車案内表示はずいぶん大事だと思われる。

いままでそこまで考えていなかったが。人に優しい鉄道というのは奥が深い、と改めて思う。

 

そういえば、目の見えない人は盲導犬とか、白い杖とかで目立ちやすいのだが、耳の聞こえない人は見分けがつきにくいような。

あの、かれんな女の子、もし筆談していなければ、本当に「かれんな女の子を見た」だけで終わっていたか。

相手の立場になって考えるって、難しい。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  看板車両が東奔西走

 

11/2

野洲という駅、車庫があって運転上は大きな駅である。

普通電車はもとより、新快速ももちろん停まるので、通過列車といえば日に数本の特急急行列車と貨物列車のみである。

221系や223系、営業運転しない出庫入庫の113系も201系も、かならず停まって駅に挨拶する。

 

というのは、実は大げさで、休日には223系が野洲を通過する。

回5619Kという列車で、米原から向日町へと向かうもの。

223系4連で、米原13:37発、草津1番(14:07-14:15)、京都14:35である。

野洲を通過する223系にも面食らうが、4両の223系が湖東平野を疾走するのもまた珍しい姿である。

(ちなみに京都→野洲には4連電車もある)

 

野洲から西側にはいろいろな回送電車が設定されていて、草津から草津線運用につくもの、C電になるもの、あるいは京都から湖西線に入るものなど原因は異なるが、結構ある。

平日夕方には野洲着後、明日に備えて向日町や宮原に帰る車もいて、8/8の大津花火大会であるとか、立命館琵琶湖キャンパスで大きなイベントがあったときの南草津からの臨時電車などに使われる。

逆に言えば、大津花火などこれら臨時電車の新快速スジはこの223系回送スジを利用するので、おおよそ決まってしまう。

以前のような「何が来るかな」のお楽しみはずいぶん減ってしまった。

 

大阪20:45の新快速を野洲で待っているのは828T。

どちらも223系12両で、野洲の比較的狭い上りホーム両側を先頭から最後尾まで223系が挟み込む。

今となっては当たり前の姿ではあるが、やはり223系の天下になったなぁ、と改めて思う。

 

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