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わだらんの鉄道自由研究表紙へ
06年 12月
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326. 12/31 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 静かでよい大晦日でありますよう
325. 12/28 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 野洲の夜空は雲少なめ
324. 12/26 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ご迷惑をおかけします
323. 12/25 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 郵便物はコンテナの大事なお客様
322. 12/21 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 座る努力、座る知恵
321. 12/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 地震、雷、火事、喧嘩
320. 12/18 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ そろそろ山に白帽子
319. 12/14 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 殿中でござる
318. 12/13 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 飲んだらタクシー、飲むならタクシー
317. 12/11 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 私をスキーに連れてって
316. 12/8 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ フラッグシップ
315. 12/6 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 前を向いて生きよう
314. 12/4 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車の色、伝統の色
313. 12/1 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 先生も走る、電車も走る
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 静かでよい大晦日でありますよう
12/31
いい日であっても悪い日であっても、時間がたつのは自然の流れで、今年もいよいよ年末最後の日になった。
早いものだ。
昨日、鈴鹿峠を越えて、三重県津市の実家に帰省。
旧土山町あたりでは15cm程度の積雪があったが、車の通行には問題なく、ありがたかった。
とはいっても、車は凍結防止剤で塩まるけになったので、すぐに洗車機に。
最近は琵琶湖の塩分濃度がわずかずつながら上がっているようで、安全のため凍結防止剤は必須とはいえ、
安全と環境の両立は難しいものだ、と思う。
年末はたいてい帰省しているので、関西の終夜運転は見たことがない。
東淀川や吹田などのC電駅に3扉クロスシートが停車する、年に一度の珍しい日なのだが、なかなかその場に立ち会えたことがない。
もっとも、吹田に223系が停まる以外何か特別な事があるわけでもなく、ただ単に元旦深夜に初詣に行く以外に、わざわざ見に行くこともないか、とは思う。
ただ、一度知恩院とか三井寺の除夜の鐘は聞いてみたいが。
以前景気のいいときには電車の終夜運転を、などと威勢のいい話もあったが、今はどうなのだろう。
深夜中距離バスも今一歩定着した様子もないし、夜を文化的に過ごすというのは日本にはなじまないのだろうか?
防犯のための街灯は必要だとは思うが、大型のディスカウントスーパーなどの深夜営業が本当に必要だろうか、とわだらんは多少疑問を感じてはいる。
今年一年の振り返りニュースでも気象や環境に関するテーマがいくつも出てくる。
特に竜巻被害など、いままで日本であまりなかったものが出てくると関心も高い。
きっと来年はますます環境も問題になるだろうし、その続きで鉄道が、鉄道貨物が、あるいは市街地の軌道交通が、見直されるようになってほしい、と思う。
とはいえ、環境のような長い話でなく、目先の三が日の天気も近郊客の足数を左右する大きな要素である。
どうかいい天気でありますよう、今から紅白歌合戦の天気予報のコーナーを楽しみにしているわだらんであった。
みなさまがたにとっても、どうかよい年末年始でありますよう、そしてみなさまがたにより多くの幸せが訪れますよう。
今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
わだらん
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 野洲の夜空は雲少なめ
12/28
ちっとも寒くない、雪のない冬だ、と驚いていたのだが、やっと強い寒気が入って、北陸から北は大雪になるらしい。
明日は雪を積んだきたぐにが見られるだろうか?
それとも、雪で遅れて、いつもの時間にはやってこないだろうか?
駅から家へと向かう途中で見た野洲の夜空は、上空の風が強いのだろうか、とてもはっきりした星空である。
明日の朝は冷えるかもしれない。
今日の日中は、美川のあたりで運転見合わせがあったようで、夜になっても北陸への特急は遅れています、としきりに放送している。
奇しくも今日は、餘部鉄橋からみやびが落ちて20年。28日は荒れやすいのだろうか?
餘部鉄橋にしても、湖西線高架にしても、あるいは手取川橋梁(美川−小舞子間)にしても、確かに風の通り道のようだ。
しかもまわりに風を遮るようなものは何もない。
今のご時世、すぐに運転規制がかかってもやむを得ないとは思う。
事故は避けられるものなら避けられるべき、である。それは当然。
とはいえ、これだけ列車が停まるのは安定した輸送、とも言い難い。
金をかければ何とでもなるのだろうが、そのコストは誰が負担するのだろう?
一民間企業の手に負えるものでもない、とも思うのだが。
少なくとも10月21日の敦賀直流化以来いままで、新快速の敵は雪でなく強風であることは間違いないが。
そんな冬型の強まった夜、さすが大阪駅の端っこで待っているのはつらいなぁ、と19:08の818Tで新大阪へ先行。
新大阪の駅はちょうど新幹線が着いたのか、下りホームに次々と人が下りてくる。
単身赴任のお父さんなどもいるのだろうか。
幸いにも3516Mはいつもより少し空いた状態で定刻に新大阪へやってきた。
このところわだらんは大きな乱れがなく、毎日順調に朝夕電車に乗っている。
ダイヤ通りに走るのが安全への一番の近道。
寒波でダイヤが大きく乱れることのないように、安定輸送できますように。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ご迷惑をおかけします
12/26
18:45頃大阪駅御堂筋口に着いた。
いつものように18:52の新快速を新大阪で捕まえる段取りで歩いていると、案内放送がかかる。
「18:52発の新快速野洲行きは車両不具合のため運転を取りやめ...」
おやおや、なんたることか。
せっかくの熟睡のチャンスを逃してしまった。
18:54の816Tは12両で後ろなら結構大阪でも着席率は高いが、さすがにこの時間ではちょっと列後方。
816Tの野洲着も3516Mの野洲着もあまり変わらない。
それなら、19:00の3514Mを見送って3516Mを待てば座れる。
と、乗る電車が決まったところで、まだ19:00までには少し時間がある。
せっかく大阪から着席して帰るのなら、久しぶりに電車で一杯、と、中央口と桜橋口の連絡通路にあるコンビニへと。
缶入り焼酎水割り157円とかっぱえびせん小さい袋42円が今夜のお供。
9番ホームの一番後ろまで歩き、3514Mを待つ。わだらんは列の3番目。
この位置なら見送れば間違いなく列先頭だ、と密かに小躍り。
ところがやってきた3514M、1号車後ろは思った以上に大阪駅下車客が多く、かつ列の先頭がいいタイミングで中に入っていったので、
わだらんもつられてそのまま3514Mの車内へと流れ込む。
結局後ろ向きのボックス席ながら、あっさり座れてしまった。
思わぬ誤算。電車が一本抜け、もう少し混むかと思ったが、ちょっと拍子抜け。
混んだのは17:45の3510Mなのだろうか?
21日朝のことである。
野洲の車庫(野洲派出)に止めてあった電車に落書きがされ、電車が2本運休したそうだ。
落書きした本人たちは自己満足なのだろうが、運休されたのでは困る。
この日は709Mともう1本が運休になったそうだ。
なんとも迷惑な話である。わだらんに降りかからなくてよかったが。
3514Mに乗り、宴会モードに入る。
そのころちょうど車掌が案内中、先行3512Mの運休を謝っている。
でも、わだらん的にはあっさり座れたし、なにも文句はないのだが。
別に迷惑はかかってないぞ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 郵便物はコンテナの大事なお客様
12/25
雪も降らずにもうクリスマスが終わってしまった。
もう今年も終わりだ。
わだらんの昔話で申し訳ないのだが、わだらんがいわゆる大学生という身分であったときに、岐阜中央郵便局で4年間もバイトをしていた。
年末になるとその頃のことを思い出す。
その当時は、鉄道郵便というものがあった。
郵便車で郵便を運ぶのだが、郵便車の中で郵便の仕訳をしたり、郵袋というまるでサンタさんの袋を列車で運んでいた。
もっとも、年賀状はそんな列車内で仕訳をしていては追いつかないので、郵便番号のあたま二桁でくくって、各拠点局へ、どんとまとめて送るのだ。
例えば53-55、56-59は大阪中央、60-61は京都中央、62は福知山、と。
大阪市内が53-55で、56豊中、57布施などという郵袋を作ることもあった。
岐阜中央局は東門線という郵便線路の途中なので、52以西は下り、51と10-49、00-09、96-99は上りに載せていた。
米原接続の急行きたぐにには郵便車があって、91-95の郵袋も夕方下りで出していた。米原は郵便にとっても乗換駅だったのだ。
アルバイトも二年目になって、ひょんなことから郵袋を上下に分ける仕事をしたのがきっかけで、本来のアルバイトでない仕事をさせてもらっていた。
わだらんの常識からすれば別に何も難しいことではないのだが、鳥栖だの福山だの長岡だのと、
郵袋に書かれた局名がさっとどこかわかるのがなかなか至難の業らしい。
当時わだらんの作業台には、郵便線路時刻表や郵便車運用表などがごろごろしていた。
せめて1冊でももらっておけばよかった、と今になって悔やんでいる。
3498Mの横には日本海1号。乗車客の列が新快速より短いのが残念だが、ドアが開くと乗客が乗り込んでいく。
みんなどこまで行くのだろう?
野洲までの座席取りに必死になっているようではまだまだ、と言われそうだ。
早く帰れる日なので、とっとと帰って年賀状を書く、としよう。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 座る努力、座る知恵
12/21
大阪18:52の3512Mという新快速、わだらんの好きな電車のひとつである。
なぜか、空いている。直前の18:45の3510Mは神戸線内からの乗客を引きずり、なかなか大阪駅でも車内が空かないのだが、
さすが大阪始発のこの3512Mは見た目にも空いている。
同じ大阪始発の3508Mは18:25過ぎの入線時にもう列が長くなっていて、ドアあけと同時に瞬時に座席が埋まるのだが、
この3512Mは後ろ向きなら入線後しばらくの間はまだ着席可能である。
きょうは大阪駅に入ったのが18:43。さすがにこの時点では前向き座席は取れない。
かといってルミナリエで混雑する3510Mに乗る気はなく、18:47のC電で新大阪へ。
新大阪でホームを歩き、最後尾へ。やってきた3512Mは案の定大きな混雑でなく、
通路に入って、最後尾の座席横に立つ。高槻まで10分。
3512Mは先行T電がないので、高槻にはあっさりと入れる。
普通の新快速は、先行するT電の高槻1番乗り場の客扱いを待ってからホームに進入するので、
どうしても構内手前で減速や場合によっては開通待ちの停車を余儀なくされるが、パターンダイヤをはずれたこの3512Mは快調そのもの。
その後も順調、ダイヤに乱れがないときには、楽しく走る。
ところで、日頃から3512Mの乗車の時は同じ様に新大阪まで先行し、高槻まで立つ。
でもそうすると座れるのである。大阪でわざわざ列を作って着席し、そして高槻で降りていくのである。
なんとも大げさに思える。
が、高槻への電車は、18:37の3508Mの次が18:39の快速814T、しかしこれは6両でよく混む電車である。
その次の18:45の新快速3510Mも座りにくい。
しかし、18:41にホームにいれば3512Mには座れる。
ならば、18:40のC電で吹田あたりまで立っていくことを考えると、並べば座れる3512Mは便利な存在か。
野洲市民には便利な電車だが、高槻利用者にも優しい電車、か。
ちなみに、毎回こうやって3512Mには高槻で着席できているが、同じ動きかたで、3508Mを狙っても高槻で座る損ねることが多い。
3508Mは入線時の列も長く、明らかに3512Mより利用者は長距離のようだ。
向日町駅のそばの住宅地に、電球で飾り付けをした家が並んでいる。
帰宅時の電車に乗りながら、よく見てみたいと思うのだが、きょうもやはり熟睡、目が覚めると草津だった。
結局見ることはできず。
寝ている間は世間がクリスマスだろうとなんだろうと、全く関係のないわだらんである。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 地震、雷、火事、喧嘩
12/19
年末のこの時期、特にこの数年は電車の懐へ入りたいと思う方々が多く、電車がまともに走らないという印象が強いのだが、
このところ京都・琵琶湖線は比較的順調である。
もちろん、軽微な遅れは数え切れないほどあるが、ホームに人があふれたり、電車の運転区間を短くするような事例がない。
もっとも、学研都市線は事故だの火事だのと、連日悲惨なようである。
このところ歯医者に通っている。放置していた虫歯をそろそろ治療しないとますます悲惨になる、と脅されて、いやいやながら通っている。
そんなわけで、月曜日は17:45の3498M狙いで急いで仕事場を出た。
大阪駅には17:38の804Tに間に合う時間に着き、7/8ホームへと上がる。
ところが、ホームにいるのは17:40の218Cで、804Tは7分遅れとの表示。
218Cは定刻発車とのことなので、わだらんも新大阪まで218Cで先行である。
新大阪に着くと、218Cは804T待避のアナウンス。ここは判断が難しい。
このままここで新快速3498Mを待つか、804Tで高槻まで行くか。
218Cを待たせるということは、804Tは内線。ならば3498Mが高槻先着か?
やがて804Tは6分遅れでやってきた。
混雑する6両編成、である。
結局わだらんは804Tを見送り3498Mに乗ることに。
最後尾に乗り込んだ。
804Tの開通待ちで3498Mは3分遅れ。しかし先行列車もおらず、快調に走る。
茨木通過時に追いつくかと思った804Tはおらず。
ということは、また高槻機外停車が、と嫌な予感がする。
ところが、信号待ちなくそのままあっさりと高槻3番線(1番乗り場)着。
ちょうど804Tが3番で客扱い中。うまく振り分けたな、と思う。
ほんのわずか先行してドアを閉めた804Tは内側を快走しているようで、結局3498Mが分岐通過後130km/hでがんばってみたものの、
804Tを捕らえたのは山崎のホームにかかるところであった。
10km/hの差というのは意外と小さいものなのだな、とあらためて思う。
しかし、そうやって上手に指令が列車をさばいたものの、京都でも客扱いに手間取ってしまい、野洲まで3分遅れは戻らず。
やはり師走のせいなのだろうか、どうも全体に乗客が多いような気がする。
こんな時期だからこそ、何も支障なく、順調に電車が走りますように。
ちなみに、この遅れの原因は神戸線内での乗客どうしの喧嘩によるもの、だそうだ。忙しいときに人に迷惑かけるって、楽しいか?
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ そろそろ山に白帽子
12/18
朝いつもの時間に出かけようとすると雨が降っている。
結構雨音を立てて降っているので、しかたなく長い傘を持って出た。
いよいよ冬の到来のようである。
昨晩の天気予報では北陸は雪とのことだったのだが、502Mきたぐにはいつも通りの通過で、707Mは定刻発車。
車内の暖房がありがたく思える気温になった。
が、やはり大阪に着くと周りの乗客はほとんど傘を持っていない。
いよいよ野洲が大阪と天気の違う季節になった。
そろそろ比良山の雪化粧が見えるだろうか?
先日、関西線上り亀山行きキハ120に乗っていた時のことである。
柘植駅からそう離れていないところの線路上に、猿の集団が座っていた。
列車の音で気づいたのか、すぐに離散したので問題はなかったが、やはり見慣れていないとびっくりするものである。
デカンショの郷の住人の話によると、福知山線(北部)では鹿との衝突(鉄道用語では衝撃となるか)が絶えないそうで、ちょくちょく遅れが出るそうだ。
猿ならまだ小さいものだが、鹿ともなれば体も大きく、見慣れていないとびっくりではすまないものなのかもしれない。
そう考えると、もっと気温が下がって、動物たちが線路際に現れないようになるのがいいのかもしれない。
ちなみに鹿の肉というのは結構おいしいのだそうだ。
わだらんはまだ食べてみたことはないのだが。
湖西線や京都線の外側線のバラストに網が置かれるようになった。
車体から落ちた雪塊がバラストを跳ね上げることを防止するもので、今やすっかり冬の風物詩になった。
雪はやっかいなものではあるが、雪がなければ困る観光地の人もいるだろうし、生態系維持にも雪は必要なのだ、と思う。
山に雪が積もれば鹿などの動きも減るだろうし、少なくとも、湖北に降る大量の雪が琵琶湖の水質を守っていて、
雪が少ないと春以降の湖水の循環が悪くなるのだそうだ。
北陸や湖北の冬には雪が似合うと思っているわだらんではあるが、さりとてダイヤの乱れを招くような大雪にはなってほしくない、
などとわがままを言ってみる。
野洲へ戻ってくると、傘を持って改札口を通る人間がぱらぱらといた。
ちょっと安心。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 殿中でござる
12/14
師走の風物詩といえば、赤穂浪士であろうか、と。
ニュースでも取り上げているし、やはり季節の目玉なのだろう。
もとより日本人は歴史好き、判官贔屓だし、きっと毎年楽しみにしている人間も多い、のだろう。
なにせ、吉良吉田は知らずとも播州赤穂は有名なのだから。
もう3年近く前になるが、名鉄三河線の海線区間、碧南−吉良吉田間の廃止前に乗りにいったことがある。
同じ三河線でも山線区間と違い、それなりに都市化された中を走っていたのだが、必ずしも人口があるから電車が維持できるわけでもないようだ。
なにせ三河線海線区間は道路事情もよく、みんなが車に乗る状態では、電車が存続できるとも思えないなぁ。
赤穂線はもともと山越えの山陽線の代替路線になるはずだった。
どういうわけか、代替路線が定着しない例は多く、岩徳線も、岩森線も、結局ローカル線で細々やっている状態である。
まぁ、赤穂線が危なくなるとは思えないが、でも、これからこの先赤穂線が飛躍できるとも思えない。
せめてせっかく直通する新快速で、大量の観光客が赤穂に押し寄せるように。
新快速が地域の発展に結びつく、となれば、まさに鉄道の晴れ舞台である。
とはいえ、19:30の新快速をホームで見ていると、あまり赤穂浪士に関係するお客が乗っている、とも思えなかった。
きっとそんな遅い時間まで赤穂に滞在する観光客などいないよね。
きっと天気のせいだよね、と線路に落ちる雨粒を見ながら考える。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 飲んだらタクシー、飲むならタクシー
12/13
師走だというのに、どうもその気分になれない。
冷え込みが比較的緩いせいか、はたまた世間の浮かれモードにわだらんが気づいていないか、でも実際に師走という感じがしないのは事実である。
まぁ、車窓から時折見える、家のまわりのきらきら照明を見ると、やはりそういう季節なのか、と思うが。
今日は19:00の3514Mを目の前で見送って、19:15の3516M。
列の先頭♪と浮かれ気分で9番ホームの先を目指すと、何のことはない、既に先客2名。
このおっさんも目の前で3514Mを見送ったのかい!
とはいえ、3人目なら3516Mは楽勝、入線しドア開け後すぐに車内に入り、窓側を確保してもう熟睡体勢。
師走といえば、ルミナリエ。少し以前ほどの威勢がなくなって見えるのは、わだらんの色眼鏡か。
とはいえ、人を集めるイベントであることに変わりはない。
平日は点灯が18時(確か)だそうなので、3514Mにもなれば、そろそろルミナリエ帰りの客も乗ってくる。
というか、3514M以降の電車では覚悟しろ、ということである。
大阪駅で車内に残る客がいると、その分着席率は当然落ちる。嫌な季節、というと言い過ぎか。
しばらくの期間、我慢である。まぁ、風物詩。
野洲に着き、ホームに降りる。いつものように改札を抜け、階段を下りると、いつものようにタクシー乗り場。
「飲んだらタクシー、飲むならタクシー」と旗が揺らめいている。
なかなかうまい言い回し、と感心しつつ、また師走だということを思い出した。
楽しいお酒は公共交通機関利用で、とみんなが思ってくれればいいのにね。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 私をスキーに連れてって
12/11
朝早い時間、まだ日の出まで1時間はあろうかという暗闇の中、707Mが入線してくる。
さすがに冷え込むようになり、屋根は夜露でしっとりと濡れている。もうすっかり冬の装いである。
707Mの前を貨物1059列車と583系の急行きたぐにが通る。
707Mの入線時に1059列車が横を通過していき、きたぐにの通過後707Mが発車するのがいつものならわし。
本格的な冬になり降雪が見られるようになると、1059列車もきたぐに502Mも雪まみれで走ってくることがある。
そんな姿も、もうまもなくである。
野洲という場所はちょうど境になっているようである。周囲の様子も野洲を境に都市近郊と田園風景に分かれ、
乗降客数も野洲が一つの区切り、よって野洲の南北で電車の本数も差が出る。
さらに、野洲を境に多雪地帯かどうかがわかれるようで、東海道新幹線のスプリンクラーも野洲市内までであるし、
東海道線の分岐器温め器も野洲は常設だが、草津は人手によるランプ点灯である。
野洲の駅の近いわだらんの家の前の雪の量と、駅から北に離れた車庫では雪の量が違うことも多く、入線してくる707Mの屋根を見て驚くこともある。
もちろん野洲で降っていなくても、その北で降ることは当然多く、関ヶ原や今庄を越えてくる1059列車や
きたぐにを見ると、ご苦労さん、と声をかけたくなる。
がしかし、雪本番を前にして、今年はついにシュプール号の運転がない、とちょっとがっかりなニュース。
今時スキーに夜行列車でたいそうに出かけなくてもマイカーで軽く出かける世の中、残念な話ではあるがやむを得ないか。
湖東線経由のシュプール号には野洲で待避する列車もあったりして、目にする機会も多かっただけに残念である。
確かにわだらんですら、最近列車でスキーに行くこともない。
スキー人口自体も減っているそうなので、JRだけががんばってもどうしようもないのかもしれない。
とはいえ、何しろシュプール号の廃止というのは少なくとも583系には少なくなった活躍の場がさらに狭まるわけで、いい話ではない。
まだまだがんばれる車だとは思うのだが。
野洲の車庫には北はずれに車両の長期留置に使う線路があって、時折向日町が手狭になると583系が疎開してきている。
雪が積もるとそのまま雪をかぶったまま休んでいる姿を見ることができるのだが、仮に583系が疎開してきたとしても、
そのまま廃車とはなってほしくない、と単なるヲタの戯言を言ってみる。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ フラッグシップ
12/8
飛行機の世界は船から用語をもらったものが多い。
何となく優雅。
その中にフラッグシップという言葉がある。平たく言えば一番目立つ機体、その航空会社を代表する機体であって、一般的には最新または最大の機体を指す。
各種宣伝など会社のイメージリーダーなので、大きなもの、新しいものがその名にふさわしいわけだ。
今のところジャンボ747-400が主立った航空会社のフラッグシップである。
近いうちにA380が出てくれば取って代わられるかもしれないが。
ところで、鉄道の世界で効率よく輸送するには、性能を揃えた車両を、等間隔で走らせるのがいいわけだ。
勢い、フラッグシップなどという特別なものでない、同じ形の電車がやってくるわけだ。
御堂筋線にしても、山手線にしても、まさにこの教科書通りである。
わだらんの毎日利用する電車もいつの間にか221系と223系に統一されてしまい、そのうち221系すら追い出される運命である。
今のうちに221系の707Mにたくさん乗っておかねば、などと思っている。
阪急でいえば9300系、京阪は8000系が京阪間の最上位車、いわばフラッグシップである。
もちろん新快速もその部類であって、新快速というブランド力がそのままJR西の顔でもある。
まぁ、速いし、便利だし、子供にも人気のある立派なフラッグシップ、と思える。
わざわざ関東から乗りに来る連中もいるわけだから。
ところで、某新幹線会社が、九州新幹線の東京乗り入れを拒否したそうである。
まぁ、どうせ無理だろうとは思っていたが、やはり、と思うとちょっと落胆である。
東京発鹿児島行き新幹線、っていいと思うけど。
某新幹線会社からすれば、輸送力確保の為には性能編成を揃えた車両を走らすのが一番いいわけで、それはわだらんもよく理解できる。
でもせめて昼間の極限られた時間だけでも、何か規格外のものを入れる余裕すらないのだろうか?
東京で見る九州新幹線車両、まさに日本の新幹線のフラッグシップになれると思うのだが.....
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 前を向いて生きよう
12/6
わだらんは朝野洲5:48の707Mに乗っている。
もうこの季節は真っ暗、まるで夜のお出かけである。さすがにこの季節になると部活の学生もほとんど見かけず、夏の頃より電車は空いている。
なにしろ、わだらんのマイシート(と勝手に呼んでいる)に他人が先に座っていることはほとんどなくなって、
707Mの入線に間に合うよう息せき切って駅へ向かわずともよくなった。ありがたい話である。
北陸地区の新車521系が運転を開始している。
わだらんはまだ実車を見たことも、ましてや乗ったこともないのだが、地元に末永く愛されるいい車になるように、と思う。
521系は2両編成。従来の3両編成を置き換えるので、当然減車である。
多少の混雑度は上がるのだろうが、まぁ営業の効率化という意味では今時やむを得ないのかもしれない。
減車傾向は北陸のみでなく、どこでも特に東の方では顕著なのだから、趣味人がとやかく言うべきものではなかろう。
ただ、521系は転換クロスシート、新快速と同じ座席配置である。
ということは窓側の前向き座席数は419系3両編成と大きく変わらないわけで、席にこだわるわだらん的にはありがたい。
次に北陸に出かけるときには、うまく出会えるだろうか?
しかし、野洲駅で見ている限り、座席選択の傾向はわだらんと一般人に差がないように思う。
一般人、特に通勤利用と思われる人々にである。
707Mはこの季節、野洲では十分座席選択の裕度はあるが、守山では少々状況が異なる。
野洲で窓側前向きがざっと埋まるからだ。
守山乗車客は、いい条件の座席を探しながら乗り込んでくる。
もちろん、窓側前向きが開いていれば、すかさず狙おうと見える。
野洲始発の朝の新快速を見ていると、一般人もわだらんと大差ない、
とちょっと安心してしまう。何せ先頭側では窓側前向きこそすべて埋まっているが、その他の4人がけや車端のボックスシートには誰も座っていない。
まるで定員14名の豪華車内である。
みんな何をこだわっているのだろう?
といいながらも、やはり窓側前向きがいちばん落ち着く。
そう、マイシートですよ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車の色、伝統の色
12/4
昔、わだらんが小さな子供の頃、電車の絵本といえば、きまって色とりどりの通勤電車が載っていたものである。
オレンジの中央線、黄緑の山手線、水色の京浜東北線、と。
確かに今でも電車にはそれなりに色帯がついているものの、どちらかといえば電車は銀色、というイメージだし、
実際メンテナンス軽減でステンレス車体なわけだから、子供にとっては夢も希望もない(とまでいうと言い過ぎか)なぁ。
223系電車6連が2本増備されて、うち1本が221系の代走に回っている。
ということは、ますます本線で銀色電車の割合が高くなっている。
新車の確率が高いのはメリットであって、中古車展示場とか、国鉄時代と揶揄される
他の地域から見ればうらやましい、と思われて当然だと思う。
毎日少なくともJR化後に作られた電車にしか乗ることのないわだらんは恵まれているわけだ。
とはいえ、色のない電車というのは、ちょっと寂しいのだが。
本線C電を追い出された201系に黄緑が出たそうだ。
是非森ノ宮で、オレンジ、水色、黄緑の並んだ姿を見てみたい、と思うのは、単なる子供の頃の絵本への思い入れだろうか。
夜野洲へ帰ってくると、4番線、ホームのない線路にぽつん、と草津線の仕事を終えた113系が停まっている。
生まれたときから変わらない緑とオレンジの湘南色に塗り分けられた車体が満月に照らされて光っていた。
よく晴れた夜、明日は冷え込みそうだ。
湖西線開業と同時に生まれたこの電車、寒さに負けずにまだまだ湖西草津線でがんばってほしい、と思う。
歳をとっても、厚化粧などと笑うものはいないはずだから。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 先生も走る、電車も走る
12/1
12月になった。
何となく野洲の天気も冬らしくなって、どんよりとした暗い雲が空を部分的に覆うようになった。
そろそろ氷雨の季節。
東京の知人がやってきたので、夜京都駅に出かけた。
大広場に飾られたクリスマスツリーを見よう、と途中下車。
この季節の風物詩なのだが、今やどこでもやっているので、差別化が難しいとは思う。
大きさ?はでさ?点灯の時期?
京都駅ビルの場合、ツリーは駅ビル広場の中心ではなく、大階段下にあるので、改札からは直接見えない。
どこかホームにツリーのある駅はないのだろうか?
京都駅ビルには今でも賛否両論あるようだ。
確かにあの大きな建物が京都に必要なのかどうかと問われると、返答に困る。
が、わだらんはあの駅ビルは気に入っているし、仮に京都になくても、いい建物ではないか、と思う。
欧州の駅を見ていると、遊びというか無駄な空間が大事だ、と思うし、実際京都駅ビルの見上げる空間はいいものだ、と思う。
京都駅は西側に新しいビルを造る工事が進んでいる。
また集客の目玉は大型カメラ店なのだが、手段はどうであれ、まぁとにかく人が集まるのはいいことなのだろう。
もっとも長続きする人気でなければならないが。
新しい西ビルも大きな空間はできるのだろうか?
帰りに乗った20:45の新快速、大阪は20:15の3524Mで、8両のよく混む電車である。
京都の乗車は比較的東側、上り電車では先頭方が人気で、編成後ろは空いてくる。
とはいえ、さすがに列先頭でもない限り、編成後ろでも京都乗車での京都着席は難しい。
西ビルができると、人の流れは変わるのだろうか?
駅ビルを大階段から空中回廊、東広場、南の通路を回ってくるっと一周してみた。
平日の夜にうろうろしてみたのは初めてなのだが、まぁ制服の高校生カップルの多さに驚いた。
愛を語るには絶好の季節なのだろうが、ひとりひとりが特定の相手だけでなく、世間一般に愛を伝えれば、
誰でもに愛を広めれば、きっと師走でも電車は正確に走れる、だろう。
愛は定時運転を守る、だよきっと。
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このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |